1949年製造のパナール・ディナ!X84モデルは通称ディナXと呼ばれるモデルです。
年式 |
1949年 |
色 |
Blue sobre |
排気量 |
610cc |
走行 |
旧車の為、不明 |
シフト |
4MT |
車検 |
なし |
年式 |
1949年 |
排気量 |
610cc |
シフト |
4MT |
色 |
Blue sobre |
走行 |
旧車の為、不明 |
車検 |
なし |
主な装備
- ABS
- ETC付
- アルミホイール
- エアコン
- エアバッグ
- オーディオ
- サンルーフ
- ディーラー車
- ナビ付
- パワーウインドウ
- パワーステアリング
- フル装備
- 価格応談
- 左ハンドル
- 記録簿
- 革シート
1949年製造のパナール・ディナ!X84モデルは通称ディナXと呼ばれるモデルです。
第二次世界大戦でのパリ解放後、FWDの父とも呼ばれるJ.A.グレゴワールの構想から生まれたディナ・・・。
その革新性はAlpax製アルミ軽合金のボディにより車両重量575kg!と軽量なことや・・・。
あの醜いアヒルの子(2CV)より2年も前に同じ空冷フラットツイン600ccで発表されたことからも判ります。
ルノーやシトロエン同様、これだけの革新性を持ったフランス車があった事を知っていただければと・・・。
あのイスパノスイザやヴォワザンの血を受け継ぐと言ったら言い過ぎ?
いや、その熱い想いは勝るとも劣らないのではないかと・・・。
それはボディに飾られたひとつひとつのパーツを見れば容易に感じられるわけで・・・。
経営者が造ったクルマと言うより、技術者が造ったクルマという方が正しいと思います。
フランス=合理主義と言われますが、このクルマには当てはまらないのではないかと・・・。
こんなに巨大なスペースがぁ!Viva FRANCE!
しかし、その他はフランス合理主義では説明出来ない非合理的な事が・・・。
例えばこのハンドル。わざわざ手の込んだ木目を模したエボナイトや・・・。
内装パネルに至るまでアルミで造られていたり、マカロンを思わせる凝ったメーターの配色や・・・。
ムッシュ御用達のステッキかと思えるサイドブレーキレバー・・・。
琥珀に輝くエンブレム。そして乗る人の心の奥を見透かす眼光鋭いパイロットランプ・・・。
操作を拒絶するかの様に自己主張の無い?!華奢なシフトノブ・・・。
アンブレラ置き場?それ以外に全く説明出来ないシートのくぼみ・・・。
そして、窓を小刻みに固定するためだけに、このアルミ細工・・・。
寝台列車の個室についているかの様な雰囲気を持つ室内灯。
ムッシュ、マドモアゼルがくつろいだであろう、落着いた空間。
このアルミ細工だけで、2CVのうしろ半分くらいのコストが掛かっているのではないかと・・・。
デザインや機能云々を語る事すら野暮? 印象的な装飾品です。
あえてコストが掛かる製作が難しい砲弾型のヘッドライト形状・・・この「あえて」がディナXの本質かもしれません。
簡素なワイパーに見えますが、コストと言うよりこれは細い弾力性のある金属棒で 密着性を高める、そして視界を妨げない為、と考えるのが正しいと思います。
そんなディナXの最大の謎と言えば、このエンジンかもしれません。
ライバルであるルノー4CVがシンプルなスチールボディに水冷、直4、750ccにも関わらず、 この豪華なボディに空冷フラットツイン、600cc・・・。
心をえぐる様なボディデザインに、貧弱とも思えるエンジン・・・何故?
そしてフロントは簡素な上下2枚のリーフスプリングサスペンション。
パナール・ルバッソール社の戦後を支えたディナ・・・。 しかし、その真意は全く理解出来ない代物に思えたのです。・・・乗るまでは。
想像してみてください。化粧鞍をまとった馬に引かれる馬車を・・・。
心地よいリズミカルなエキゾーストを奏で、FWDで引かれる乗り心地。
それはとても気品溢れる、素晴らしい時間に違いないのです。
美しいものの前では、どんな比喩も意味は成さないわけで・・・。
「気持ち良いものは気持ち良い!」というだけ・・・。
クルマに乗る・・・いえ、パナールという乗り物に乗ってみませんか?
1949年製造のパナール・ディナ!X84モデルは通称ディナXと呼ばれるモデルです。
第二次世界大戦でのパリ解放後、FWDの父とも呼ばれるJ.A.グレゴワールの構想から生まれたディナ・・・。
その革新性はAlpax製アルミ軽合金のボディにより車両重量575kg!と軽量なことや・・・。
あの醜いアヒルの子(2CV)より2年も前に同じ空冷フラットツイン600ccで発表されたことからも判ります。
ルノーやシトロエン同様、これだけの革新性を持ったフランス車があった事を知っていただければと・・・。
あのイスパノスイザやヴォワザンの血を受け継ぐと言ったら言い過ぎ?
いや、その熱い想いは勝るとも劣らないのではないかと・・・。
それはボディに飾られたひとつひとつのパーツを見れば容易に感じられるわけで・・・。
経営者が造ったクルマと言うより、技術者が造ったクルマという方が正しいと思います。
フランス=合理主義と言われますが、このクルマには当てはまらないのではないかと・・・。
こんなに巨大なスペースがぁ!Viva FRANCE!
しかし、その他はフランス合理主義では説明出来ない非合理的な事が・・・。
例えばこのハンドル。わざわざ手の込んだ木目を模したエボナイトや・・・。
内装パネルに至るまでアルミで造られていたり、マカロンを思わせる凝ったメーターの配色や・・・。
ムッシュ御用達のステッキかと思えるサイドブレーキレバー・・・。
琥珀に輝くエンブレム。そして乗る人の心の奥を見透かす眼光鋭いパイロットランプ・・・。
操作を拒絶するかの様に自己主張の無い?!華奢なシフトノブ・・・。
アンブレラ置き場?それ以外に全く説明出来ないシートのくぼみ・・・。
そして、窓を小刻みに固定するためだけに、このアルミ細工・・・。
寝台列車の個室についているかの様な雰囲気を持つ室内灯。
ムッシュ、マドモアゼルがくつろいだであろう、落着いた空間。
このアルミ細工だけで、2CVのうしろ半分くらいのコストが掛かっているのではないかと・・・。
デザインや機能云々を語る事すら野暮? 印象的な装飾品です。
あえてコストが掛かる製作が難しい砲弾型のヘッドライト形状・・・この「あえて」がディナXの本質かもしれません。
簡素なワイパーに見えますが、コストと言うよりこれは細い弾力性のある金属棒で 密着性を高める、そして視界を妨げない為、と考えるのが正しいと思います。
そんなディナXの最大の謎と言えば、このエンジンかもしれません。
ライバルであるルノー4CVがシンプルなスチールボディに水冷、直4、750ccにも関わらず、 この豪華なボディに空冷フラットツイン、600cc・・・。
心をえぐる様なボディデザインに、貧弱とも思えるエンジン・・・何故?
そしてフロントは簡素な上下2枚のリーフスプリングサスペンション。
パナール・ルバッソール社の戦後を支えたディナ・・・。 しかし、その真意は全く理解出来ない代物に思えたのです。・・・乗るまでは。
想像してみてください。化粧鞍をまとった馬に引かれる馬車を・・・。
心地よいリズミカルなエキゾーストを奏で、FWDで引かれる乗り心地。
それはとても気品溢れる、素晴らしい時間に違いないのです。
美しいものの前では、どんな比喩も意味は成さないわけで・・・。
「気持ち良いものは気持ち良い!」というだけ・・・。
クルマに乗る・・・いえ、パナールという乗り物に乗ってみませんか?