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アルファロメオ 1300 ジュニア ザガート
Thanks Sold Out!

自分自身を投影する純粋な情熱を持った時、すでに貴方自身が、この「哲学」そのものなのです。

1971年式 アルファロメオ ジュニア ザガート 1300!エッジの効いたボディシェイプが一層引き立つブラック&クローム!どこまでも回るアルファツインカムと相まって、カミソリのようなシャープな印象のジュニアザガート!

年式 1971年 Black
排気量 1,600cc 走行 旧車のため不明
シフト 5MT 車検 令和6年5月
年式 1971年
排気量 1,600cc
シフト 5MT
Black
走行 旧車のため不明
車検 令和6年5月

主な装備

  • ABS
  • ETC付
  • アルミホイール
  • エアコン
  • エアバッグ
  • オーディオ
  • サンルーフ
  • ディーラー車
  • ナビ付
  • パワーウインドウ
  • パワーステアリング
  • フル装備
  • 価格応談
  • 左ハンドル
  • 記録簿
  • 革シート
元色は赤ですが、エンジンルームやインサイドを含め純正色にも設定のあるブラックでオールペイント!純正にこだわる方もいらっしゃると思いますが、これなら「あり!」って思いますよね。
元色は赤ですが、エンジンルームやインサイドを含め純正色にも設定のあるブラックでオールペイント!純正にこだわる方もいらっしゃると思いますが、これなら「あり!」って思いますよね。
また、この時代の1300アルファロメオでは定番チューニング手法の「1600ccエンジンへのスワップ」も施された個体です。1300に比べて当然のことながらパワー、トルクともに大幅にUP!速いのはもちろんですが、街乗りでかなり乗りやすくなっています。
また、この時代の1300アルファロメオでは定番チューニング手法の「1600ccエンジンへのスワップ」も施された個体です。1300に比べて当然のことながらパワー、トルクともに大幅にUP!速いのはもちろんですが、街乗りでかなり乗りやすくなっています。
2000回転以下では何も起きない(苦笑)アルファの1300ccエンジンは、ある意味エンジンとの格闘が醍醐味ですが、その反面、神経を使うのも事実。低回転からでもちゃんと加速する1600の力強さは日常使いにはホント楽!
2000回転以下では何も起きない(苦笑)アルファの1300ccエンジンは、ある意味エンジンとの格闘が醍醐味ですが、その反面、神経を使うのも事実。低回転からでもちゃんと加速する1600の力強さは日常使いにはホント楽!
昨今のビンテージカーブームでいわゆるジュリアを始めとする「105系」アルファは驚くほど高騰していますが、それでもビンテージフェラーリやナローポルシェに比べれば何とか手の届く存在かと。それ故、幅広く人気が高いモデルなのです。
昨今のビンテージカーブームでいわゆるジュリアを始めとする「105系」アルファは驚くほど高騰していますが、それでもビンテージフェラーリやナローポルシェに比べれば何とか手の届く存在かと。それ故、幅広く人気が高いモデルなのです。
ちなみにジュニアザガートには、見た目はほぼ同じデザインで1300cc、1600ccモデルが存在しますが、105系と言えるのは正式にはこの1300ccモデルだけ。1600ccはTipo115なのです。
ちなみにジュニアザガートには、見た目はほぼ同じデザインで1300cc、1600ccモデルが存在しますが、105系と言えるのは正式にはこの1300ccモデルだけ。1600ccはTipo115なのです。
オールペイントのおかげで、ツヤッツヤの塗装面!キズの目立ちやすいブラックですが、現在とても良い状態と言えると思います。この引き締まった感じ・・・いいですねぇ。
オールペイントのおかげで、ツヤッツヤの塗装面!キズの目立ちやすいブラックですが、現在とても良い状態と言えると思います。この引き締まった感じ・・・いいですねぇ。
もちろんルーフも美しい状態!キレイなうちにコーティングとかするのもよろしいかと。
もちろんルーフも美しい状態!キレイなうちにコーティングとかするのもよろしいかと。
サードパーティー製の同形状のドアミラーはいろいろとありますが、やっぱり純正同様MARINI製のアルファロゴ入りのヤツですよね。
サードパーティー製の同形状のドアミラーはいろいろとありますが、やっぱり純正同様MARINI製のアルファロゴ入りのヤツですよね。
フロント、リアバンパーともに美しいクロームの輝き!ブラックあってのクローム、クロームあってのブラックなのです!
フロント、リアバンパーともに美しいクロームの輝き!ブラックあってのクローム、クロームあってのブラックなのです!
外観同様、ブラック&クロームで仕立てられたCOOLなインテリアのご紹介です。どうぞ~!
外観同様、ブラック&クロームで仕立てられたCOOLなインテリアのご紹介です。どうぞ~!
ジュニアザガート専用のダッシュパネルは、装飾を廃し、いたってシンプルで機能的!センターコンソールのクロームが効いてますねぇ。
ジュニアザガート専用のダッシュパネルは、装飾を廃し、いたってシンプルで機能的!センターコンソールのクロームが効いてますねぇ。
ジュニア・ザガート専用シートはアルファには多いブラックビニールレザー張り。ご覧の使用感はありますが、破れはありません。またこのシートに良くある症状ですが、現在、運転席のリクライニング機構が不動の状態です。この個体の唯一の気になる点でしょうか。
ジュニア・ザガート専用シートはアルファには多いブラックビニールレザー張り。ご覧の使用感はありますが、破れはありません。またこのシートに良くある症状ですが、現在、運転席のリクライニング機構が不動の状態です。この個体の唯一の気になる点でしょうか。
『こんなに首は短くないんですけど!』(笑)ご心配なく、ヘッドレスト横にあるノブでロックを解除すると・・・。
『こんなに首は短くないんですけど!』(笑)ご心配なく、ヘッドレスト横にあるノブでロックを解除すると・・・。
『クルリン、パッ』
『クルリン、パッ』
本車両は2人乗りなので、リアシート部はラゲッジスペースです。手荷物置き場には十分なスペースですね。
本車両は2人乗りなので、リアシート部はラゲッジスペースです。手荷物置き場には十分なスペースですね。
いい眺めですねぇ。ブラック&クロームの男気溢れるスパルタンなコックピット!この雰囲気はステアリングのデザインが大きく貢献しているのではないかと。
いい眺めですねぇ。ブラック&クロームの男気溢れるスパルタンなコックピット!この雰囲気はステアリングのデザインが大きく貢献しているのではないかと。
オリジナルの華奢な2本スポークのものから、同じHellebore製の3本クロームスポーク&黒革巻きで、小径だけど握りはそれほど太くない、クラシカルな雰囲気の「GTA LEATHER」ステアリングに!センス良過ぎぃ~!
オリジナルの華奢な2本スポークのものから、同じHellebore製の3本クロームスポーク&黒革巻きで、小径だけど握りはそれほど太くない、クラシカルな雰囲気の「GTA LEATHER」ステアリングに!センス良過ぎぃ~!
オドメーターはご覧の数値ですが、旧車の為、走行不明とさせていただきました。・・・にしても、このステアリング越しの眺めはテンション上がりますね。
オドメーターはご覧の数値ですが、旧車の為、走行不明とさせていただきました。・・・にしても、このステアリング越しの眺めはテンション上がりますね。
ダッシュ中央には水温計、油圧計、燃料計の3連メーターとロゴパネルです。このパネルを外してオーディオを埋め込むのもありかと。(多少加工は必要ですが)
ダッシュ中央には水温計、油圧計、燃料計の3連メーターとロゴパネルです。このパネルを外してオーディオを埋め込むのもありかと。(多少加工は必要ですが)
センターコンソールの中段辺りから手前に向かって、かなり傾斜して突き出ている独特のシフトロッド。ステアリングからも近く、力も入れやすいので、見掛けによらず操作しやすいのです。
センターコンソールの中段辺りから手前に向かって、かなり傾斜して突き出ている独特のシフトロッド。ステアリングからも近く、力も入れやすいので、見掛けによらず操作しやすいのです。
シフトの右上にはリアハッチの「チョイ開け」用の開閉スイッチ。これでハッチを閉めると車外から手動でハッチを開くのは困難になるので、チョイ開け状態が基本なんでしょうね。
シフトの右上にはリアハッチの「チョイ開け」用の開閉スイッチ。これでハッチを閉めると車外から手動でハッチを開くのは困難になるので、チョイ開け状態が基本なんでしょうね。
この頃のアルファにはご覧の通り、燃料を濃くする通常のキャブチョークと、アクセルペダルを踏んだのと同じ動きのアクセルチョークがあります。始動時は前者、暖機は後者、「かぶる」リスクも減りますね。
この頃のアルファにはご覧の通り、燃料を濃くする通常のキャブチョークと、アクセルペダルを踏んだのと同じ動きのアクセルチョークがあります。始動時は前者、暖機は後者、「かぶる」リスクも減りますね。
床から生えたペダルは一見操作しづらそうにも見えますが、慣れてしまえば問題無し!むしろ、より力が伝わる感じが個人的には好印象!現在、とりあえず他のアルファ用ゴムマットが敷かれていますが、ジュニア・ザガート用の新品に交換予定です。
床から生えたペダルは一見操作しづらそうにも見えますが、慣れてしまえば問題無し!むしろ、より力が伝わる感じが個人的には好印象!現在、とりあえず他のアルファ用ゴムマットが敷かれていますが、ジュニア・ザガート用の新品に交換予定です。
もちろんETCも装備。左ハンドルのMT車にはもはや必須のアイテムですね。
もちろんETCも装備。左ハンドルのMT車にはもはや必須のアイテムですね。
ドア内張もブラック&クローム仕立て。シボの入ったビニールレザーは破れはもちろん、目立つ擦れ、損傷はありません。
ドア内張もブラック&クローム仕立て。シボの入ったビニールレザーは破れはもちろん、目立つ擦れ、損傷はありません。
天張りはアルカンターラ生地で張替られています。車高が低く、目線からも近いので、日の反射が無い生地はいいですね。現在、バイザーが外れていますが、もちろん取付ますのでご安心を。
天張りはアルカンターラ生地で張替られています。車高が低く、目線からも近いので、日の反射が無い生地はいいですね。現在、バイザーが外れていますが、もちろん取付ますのでご安心を。
フロント全面を覆うプラスチックカバーの奥の丸4灯ヘッドライトは、上部が少し隠れた鋭い目つきが印象的です。ライト本体はもちろんCARELLO製!
フロント全面を覆うプラスチックカバーの奥の丸4灯ヘッドライトは、上部が少し隠れた鋭い目つきが印象的です。ライト本体はもちろんCARELLO製!
1300、1600とでは、各種ライトのレイアウトが異なるリアレンズ。もちろん割れはありません。
1300、1600とでは、各種ライトのレイアウトが異なるリアレンズ。もちろん割れはありません。
105系アルファでは1番人気のGTAタイプのホイール!しかもこれ、鉄ッチンでも、ツルンとしたアルミでも無く、少しザラザラ感のある、当時物の貴重なマグネシウムホイールです。
105系アルファでは1番人気のGTAタイプのホイール!しかもこれ、鉄ッチンでも、ツルンとしたアルミでも無く、少しザラザラ感のある、当時物の貴重なマグネシウムホイールです。
通称「テクマグ」、正式には「テクノマグネシオ」。アルファやフェラーリ等の当時のイタリア車にはやっぱり似合いますねぇ。イタリアンスポーツカーの定番中の定番ホイールブランド!
通称「テクマグ」、正式には「テクノマグネシオ」。アルファやフェラーリ等の当時のイタリア車にはやっぱり似合いますねぇ。イタリアンスポーツカーの定番中の定番ホイールブランド!
タイヤはオリジナルサイズ165×14(165/82R14相当)ですが、現在、ミシュランの175/70R14を装着。残山は7~8分ほどとタップリありますが、少し古く、小ヒビも散見されるので、出来れば交換されることをおススメします。
タイヤはオリジナルサイズ165×14(165/82R14相当)ですが、現在、ミシュランの175/70R14を装着。残山は7~8分ほどとタップリありますが、少し古く、小ヒビも散見されるので、出来れば交換されることをおススメします。
リアハッチはチョイ開け状態から、手動でロックを外して開閉します。開口部までの高さはありますが、元々車高の低いクルマなので、荷物の積み下ろしが不便と言う事はありません。
リアハッチはチョイ開け状態から、手動でロックを外して開閉します。開口部までの高さはありますが、元々車高の低いクルマなので、荷物の積み下ろしが不便と言う事はありません。
全長3940mmとかなり小さなボディですが、ラゲッジスペースはタップリ!ハッチ開口部より後方の袋状のスペースは少しアクセスしづらいですが、そもそもこのクルマにそれほど大量の荷物を積む機会もないかと。
全長3940mmとかなり小さなボディですが、ラゲッジスペースはタップリ!ハッチ開口部より後方の袋状のスペースは少しアクセスしづらいですが、そもそもこのクルマにそれほど大量の荷物を積む機会もないかと。
マフラーは純正タイプのリプロ品では定番のIMASAF製。そのエキゾーストサウンドは純正ANSAにも引けを取らない官能の彷徨!一発でやられちゃうヤツですぅ~。
マフラーは純正タイプのリプロ品では定番のIMASAF製。そのエキゾーストサウンドは純正ANSAにも引けを取らない官能の彷徨!一発でやられちゃうヤツですぅ~。
水冷直列4気筒DOHC、1,570cc、最高出力109HP/6000rpm、最大トルク:15.9kg-m/2800rpm(1600 Jr.ZAGATO/motore tipo 00536の緒元)と数値上は非力にも思えますが、全長3940mm、車重970kgのFRですから、扱いやすく、使い切れるパワー感が病み付きになるのです!
水冷直列4気筒DOHC、1,570cc、最高出力109HP/6000rpm、最大トルク:15.9kg-m/2800rpm(1600 Jr.ZAGATO/motore tipo 00536の緒元)と数値上は非力にも思えますが、全長3940mm、車重970kgのFRですから、扱いやすく、使い切れるパワー感が病み付きになるのです!
ワンオフと思しき4-2-1のエキゾーストマニホールド(通称:タコ足)を装着!エンドマフラー前までの中間パイプ、中間サイレンサーも含めステンレス製なのでサビの心配も無く安心ですね。それに何よりステン独特の甲高いエキゾーストサウンドがククゥ~(涙)
ワンオフと思しき4-2-1のエキゾーストマニホールド(通称:タコ足)を装着!エンドマフラー前までの中間パイプ、中間サイレンサーも含めステンレス製なのでサビの心配も無く安心ですね。それに何よりステン独特の甲高いエキゾーストサウンドがククゥ~(涙)
旧車安定化の定番中の定番!燃料ポンプは電磁ポンプに換装済です。暫くぶりの始動でも一発始動の安心・安定度!
旧車安定化の定番中の定番!燃料ポンプは電磁ポンプに換装済です。暫くぶりの始動でも一発始動の安心・安定度!
キャブはこの時代のスポーツカーの定番!安定のWeber 40DC0Eをツインで搭載!ロータス・エラン、ロータス・ヨーロッパ、日産スカイライン(L20)、日産フェアレディ240Z、同280Zにも搭載されていたと言えば、言わずもがなかと。
キャブはこの時代のスポーツカーの定番!安定のWeber 40DC0Eをツインで搭載!ロータス・エラン、ロータス・ヨーロッパ、日産スカイライン(L20)、日産フェアレディ240Z、同280Zにも搭載されていたと言えば、言わずもがなかと。
エンジン下面。1600ccエンジンなのに、MAXで6.4Lの容量の巨大なオイルパン。油冷効果もあってか、105系アルファは熱にはめっぽう強いのです!
エンジン下面。1600ccエンジンなのに、MAXで6.4Lの容量の巨大なオイルパン。油冷効果もあってか、105系アルファは熱にはめっぽう強いのです!
ショックはKONIで、サスはアイバッハ?でしょうか。ピュアなFR車だけに、サスは良いものにしたいですよね。この組み合わせなら☆☆☆☆☆!
ショックはKONIで、サスはアイバッハ?でしょうか。ピュアなFR車だけに、サスは良いものにしたいですよね。この組み合わせなら☆☆☆☆☆!
リア下面。リアデフ廻りも過去に防錆等の仕上げがされたようですね。目立つサビは見受けられません。
リア下面。リアデフ廻りも過去に防錆等の仕上げがされたようですね。目立つサビは見受けられません。
1960年代のカロッツェリア・ザガート牽引したカーデザイナー「エルコーレ・スパーダ」・・・あのジョルジェット・ジウジアーロやマルチェロ・ガンディーニなどと共に、近代の自動車デザインの黄金期と言える時代を担った名デザイナー。
1960年代のカロッツェリア・ザガート牽引したカーデザイナー「エルコーレ・スパーダ」・・・あのジョルジェット・ジウジアーロやマルチェロ・ガンディーニなどと共に、近代の自動車デザインの黄金期と言える時代を担った名デザイナー。
氏の手掛けた、もはや伝説と成りつつある数々の名車達。例えば「アストンマーティン DB4GTザガート」「ジュリアTZ&TZ2」「ランボルギーニ 3500GTZ」「ランチア フラミニア スーパースポルト」「ランチア フルビア スポルト」等々。
氏の手掛けた、もはや伝説と成りつつある数々の名車達。例えば「アストンマーティン DB4GTザガート」「ジュリアTZ&TZ2」「ランボルギーニ 3500GTZ」「ランチア フラミニア スーパースポルト」「ランチア フルビア スポルト」等々。
それらのクルマに宿る、それぞれの強烈な美意識や哲学は、一人の人間が生み出したとは到底思えないほど・・・前述の二人とともに、やはり天才と呼ぶべきなのでしょう。
それらのクルマに宿る、それぞれの強烈な美意識や哲学は、一人の人間が生み出したとは到底思えないほど・・・前述の二人とともに、やはり天才と呼ぶべきなのでしょう。
そんな天才がザガート時代の最後に手掛けた渾身の作であろう、このアルファロメオ1300ジュニア・ザガートだからこそ、同じアルファロメオの中でも一線を画す際立った個性を放ち続けているのだと思うのです。
そんな天才がザガート時代の最後に手掛けた渾身の作であろう、このアルファロメオ1300ジュニア・ザガートだからこそ、同じアルファロメオの中でも一線を画す際立った個性を放ち続けているのだと思うのです。
ベルトーネ時代のジョルジェット・ジウジアーロによるジュリア・スプリントGTが絶賛を浴びている時代のアルファロメオに、それとは全く異なるスタイルで登場したジュニア・ザガート・・・。
ベルトーネ時代のジョルジェット・ジウジアーロによるジュリア・スプリントGTが絶賛を浴びている時代のアルファロメオに、それとは全く異なるスタイルで登場したジュニア・ザガート・・・。
ある意味分かりやすい典型的なウェッジシェイプのクーペボディながら、それまでアルファロメオの象徴だったフロントグリルの盾を透明のプラスチックカバーの切り欠きだけで表現するなんてぇ!
ある意味分かりやすい典型的なウェッジシェイプのクーペボディながら、それまでアルファロメオの象徴だったフロントグリルの盾を透明のプラスチックカバーの切り欠きだけで表現するなんてぇ!
つまり、盾の部分は何もない「無」の状態・・・言わばアイデンティティを否定するかのような暴挙とも言えるアイデアは、当時のアルファロメオ社内では賛否両論あったであろうことは想像に難くないのです。
つまり、盾の部分は何もない「無」の状態・・・言わばアイデンティティを否定するかのような暴挙とも言えるアイデアは、当時のアルファロメオ社内では賛否両論あったであろうことは想像に難くないのです。
エルコーレ・スパーダにとってはきっと些細なことであろう、そんな1ピースだけを見ても、凡人には到底、想像も実行も出来ない哲学が宿っていると思うのです。
エルコーレ・スパーダにとってはきっと些細なことであろう、そんな1ピースだけを見ても、凡人には到底、想像も実行も出来ない哲学が宿っていると思うのです。
でも、そんな与える側の哲学を、与えられる側は座して受け入れるしかないのでしょうか・・・。
でも、そんな与える側の哲学を、与えられる側は座して受け入れるしかないのでしょうか・・・。
少なくとも私達は選ぶことが出来るし、選んだ後には、この哲学を目前にして語らい、想いを馳せることが出来るのです。それに・・・
少なくとも私達は選ぶことが出来るし、選んだ後には、この哲学を目前にして語らい、想いを馳せることが出来るのです。それに・・・
アクセルを踏んで風になる事も出来るし、ステアリングを操ってGの快楽に溺れることだって出来るし、哲学が奏でる旋律に酔うことだって出来るのです・・・。
アクセルを踏んで風になる事も出来るし、ステアリングを操ってGの快楽に溺れることだって出来るし、哲学が奏でる旋律に酔うことだって出来るのです・・・。
そんな風に考えていたら・・・ふと、気が付きました。『あぁ、やられた』と・・・。
そんな風に考えていたら・・・ふと、気が付きました。『あぁ、やられた』と・・・。
アルファロメオの精神がザガートの美意識を纏(まと)うと、こういう哲学が生まれるんだと・・・。
アルファロメオの精神がザガートの美意識を纏(まと)うと、こういう哲学が生まれるんだと・・・。
ジュニア・ザガートに想いを馳せ、そこに自分自身を投影する純粋な情熱を持った時・・・。
ジュニア・ザガートに想いを馳せ、そこに自分自身を投影する純粋な情熱を持った時・・・。
すでに貴方自身が、この「哲学」そのものなのです・・・いかがですか?アルファロメオ1300ジュニア・ザガート!
すでに貴方自身が、この「哲学」そのものなのです・・・いかがですか?アルファロメオ1300ジュニア・ザガート!
元色は赤ですが、エンジンルームやインサイドを含め純正色にも設定のあるブラックでオールペイント!純正にこだわる方もいらっしゃると思いますが、これなら「あり!」って思いますよね。
元色は赤ですが、エンジンルームやインサイドを含め純正色にも設定のあるブラックでオールペイント!純正にこだわる方もいらっしゃると思いますが、これなら「あり!」って思いますよね。
また、この時代の1300アルファロメオでは定番チューニング手法の「1600ccエンジンへのスワップ」も施された個体です。1300に比べて当然のことながらパワー、トルクともに大幅にUP!速いのはもちろんですが、街乗りでかなり乗りやすくなっています。
また、この時代の1300アルファロメオでは定番チューニング手法の「1600ccエンジンへのスワップ」も施された個体です。1300に比べて当然のことながらパワー、トルクともに大幅にUP!速いのはもちろんですが、街乗りでかなり乗りやすくなっています。
2000回転以下では何も起きない(苦笑)アルファの1300ccエンジンは、ある意味エンジンとの格闘が醍醐味ですが、その反面、神経を使うのも事実。低回転からでもちゃんと加速する1600の力強さは日常使いにはホント楽!
2000回転以下では何も起きない(苦笑)アルファの1300ccエンジンは、ある意味エンジンとの格闘が醍醐味ですが、その反面、神経を使うのも事実。低回転からでもちゃんと加速する1600の力強さは日常使いにはホント楽!
昨今のビンテージカーブームでいわゆるジュリアを始めとする「105系」アルファは驚くほど高騰していますが、それでもビンテージフェラーリやナローポルシェに比べれば何とか手の届く存在かと。それ故、幅広く人気が高いモデルなのです。
昨今のビンテージカーブームでいわゆるジュリアを始めとする「105系」アルファは驚くほど高騰していますが、それでもビンテージフェラーリやナローポルシェに比べれば何とか手の届く存在かと。それ故、幅広く人気が高いモデルなのです。
ちなみにジュニアザガートには、見た目はほぼ同じデザインで1300cc、1600ccモデルが存在しますが、105系と言えるのは正式にはこの1300ccモデルだけ。1600ccはTipo115なのです。
ちなみにジュニアザガートには、見た目はほぼ同じデザインで1300cc、1600ccモデルが存在しますが、105系と言えるのは正式にはこの1300ccモデルだけ。1600ccはTipo115なのです。
オールペイントのおかげで、ツヤッツヤの塗装面!キズの目立ちやすいブラックですが、現在とても良い状態と言えると思います。この引き締まった感じ・・・いいですねぇ。
オールペイントのおかげで、ツヤッツヤの塗装面!キズの目立ちやすいブラックですが、現在とても良い状態と言えると思います。この引き締まった感じ・・・いいですねぇ。
もちろんルーフも美しい状態!キレイなうちにコーティングとかするのもよろしいかと。
もちろんルーフも美しい状態!キレイなうちにコーティングとかするのもよろしいかと。
サードパーティー製の同形状のドアミラーはいろいろとありますが、やっぱり純正同様MARINI製のアルファロゴ入りのヤツですよね。
サードパーティー製の同形状のドアミラーはいろいろとありますが、やっぱり純正同様MARINI製のアルファロゴ入りのヤツですよね。
フロント、リアバンパーともに美しいクロームの輝き!ブラックあってのクローム、クロームあってのブラックなのです!
フロント、リアバンパーともに美しいクロームの輝き!ブラックあってのクローム、クロームあってのブラックなのです!
外観同様、ブラック&クロームで仕立てられたCOOLなインテリアのご紹介です。どうぞ~!
外観同様、ブラック&クロームで仕立てられたCOOLなインテリアのご紹介です。どうぞ~!
ジュニアザガート専用のダッシュパネルは、装飾を廃し、いたってシンプルで機能的!センターコンソールのクロームが効いてますねぇ。
ジュニアザガート専用のダッシュパネルは、装飾を廃し、いたってシンプルで機能的!センターコンソールのクロームが効いてますねぇ。
ジュニア・ザガート専用シートはアルファには多いブラックビニールレザー張り。ご覧の使用感はありますが、破れはありません。またこのシートに良くある症状ですが、現在、運転席のリクライニング機構が不動の状態です。この個体の唯一の気になる点でしょうか。
ジュニア・ザガート専用シートはアルファには多いブラックビニールレザー張り。ご覧の使用感はありますが、破れはありません。またこのシートに良くある症状ですが、現在、運転席のリクライニング機構が不動の状態です。この個体の唯一の気になる点でしょうか。
『こんなに首は短くないんですけど!』(笑)ご心配なく、ヘッドレスト横にあるノブでロックを解除すると・・・。
『こんなに首は短くないんですけど!』(笑)ご心配なく、ヘッドレスト横にあるノブでロックを解除すると・・・。
『クルリン、パッ』
『クルリン、パッ』
本車両は2人乗りなので、リアシート部はラゲッジスペースです。手荷物置き場には十分なスペースですね。
本車両は2人乗りなので、リアシート部はラゲッジスペースです。手荷物置き場には十分なスペースですね。
いい眺めですねぇ。ブラック&クロームの男気溢れるスパルタンなコックピット!この雰囲気はステアリングのデザインが大きく貢献しているのではないかと。
いい眺めですねぇ。ブラック&クロームの男気溢れるスパルタンなコックピット!この雰囲気はステアリングのデザインが大きく貢献しているのではないかと。
オリジナルの華奢な2本スポークのものから、同じHellebore製の3本クロームスポーク&黒革巻きで、小径だけど握りはそれほど太くない、クラシカルな雰囲気の「GTA LEATHER」ステアリングに!センス良過ぎぃ~!
オリジナルの華奢な2本スポークのものから、同じHellebore製の3本クロームスポーク&黒革巻きで、小径だけど握りはそれほど太くない、クラシカルな雰囲気の「GTA LEATHER」ステアリングに!センス良過ぎぃ~!
オドメーターはご覧の数値ですが、旧車の為、走行不明とさせていただきました。・・・にしても、このステアリング越しの眺めはテンション上がりますね。
オドメーターはご覧の数値ですが、旧車の為、走行不明とさせていただきました。・・・にしても、このステアリング越しの眺めはテンション上がりますね。
ダッシュ中央には水温計、油圧計、燃料計の3連メーターとロゴパネルです。このパネルを外してオーディオを埋め込むのもありかと。(多少加工は必要ですが)
ダッシュ中央には水温計、油圧計、燃料計の3連メーターとロゴパネルです。このパネルを外してオーディオを埋め込むのもありかと。(多少加工は必要ですが)
センターコンソールの中段辺りから手前に向かって、かなり傾斜して突き出ている独特のシフトロッド。ステアリングからも近く、力も入れやすいので、見掛けによらず操作しやすいのです。
センターコンソールの中段辺りから手前に向かって、かなり傾斜して突き出ている独特のシフトロッド。ステアリングからも近く、力も入れやすいので、見掛けによらず操作しやすいのです。
シフトの右上にはリアハッチの「チョイ開け」用の開閉スイッチ。これでハッチを閉めると車外から手動でハッチを開くのは困難になるので、チョイ開け状態が基本なんでしょうね。
シフトの右上にはリアハッチの「チョイ開け」用の開閉スイッチ。これでハッチを閉めると車外から手動でハッチを開くのは困難になるので、チョイ開け状態が基本なんでしょうね。
この頃のアルファにはご覧の通り、燃料を濃くする通常のキャブチョークと、アクセルペダルを踏んだのと同じ動きのアクセルチョークがあります。始動時は前者、暖機は後者、「かぶる」リスクも減りますね。
この頃のアルファにはご覧の通り、燃料を濃くする通常のキャブチョークと、アクセルペダルを踏んだのと同じ動きのアクセルチョークがあります。始動時は前者、暖機は後者、「かぶる」リスクも減りますね。
床から生えたペダルは一見操作しづらそうにも見えますが、慣れてしまえば問題無し!むしろ、より力が伝わる感じが個人的には好印象!現在、とりあえず他のアルファ用ゴムマットが敷かれていますが、ジュニア・ザガート用の新品に交換予定です。
床から生えたペダルは一見操作しづらそうにも見えますが、慣れてしまえば問題無し!むしろ、より力が伝わる感じが個人的には好印象!現在、とりあえず他のアルファ用ゴムマットが敷かれていますが、ジュニア・ザガート用の新品に交換予定です。
もちろんETCも装備。左ハンドルのMT車にはもはや必須のアイテムですね。
もちろんETCも装備。左ハンドルのMT車にはもはや必須のアイテムですね。
ドア内張もブラック&クローム仕立て。シボの入ったビニールレザーは破れはもちろん、目立つ擦れ、損傷はありません。
ドア内張もブラック&クローム仕立て。シボの入ったビニールレザーは破れはもちろん、目立つ擦れ、損傷はありません。
天張りはアルカンターラ生地で張替られています。車高が低く、目線からも近いので、日の反射が無い生地はいいですね。現在、バイザーが外れていますが、もちろん取付ますのでご安心を。
天張りはアルカンターラ生地で張替られています。車高が低く、目線からも近いので、日の反射が無い生地はいいですね。現在、バイザーが外れていますが、もちろん取付ますのでご安心を。
フロント全面を覆うプラスチックカバーの奥の丸4灯ヘッドライトは、上部が少し隠れた鋭い目つきが印象的です。ライト本体はもちろんCARELLO製!
フロント全面を覆うプラスチックカバーの奥の丸4灯ヘッドライトは、上部が少し隠れた鋭い目つきが印象的です。ライト本体はもちろんCARELLO製!
1300、1600とでは、各種ライトのレイアウトが異なるリアレンズ。もちろん割れはありません。
1300、1600とでは、各種ライトのレイアウトが異なるリアレンズ。もちろん割れはありません。
105系アルファでは1番人気のGTAタイプのホイール!しかもこれ、鉄ッチンでも、ツルンとしたアルミでも無く、少しザラザラ感のある、当時物の貴重なマグネシウムホイールです。
105系アルファでは1番人気のGTAタイプのホイール!しかもこれ、鉄ッチンでも、ツルンとしたアルミでも無く、少しザラザラ感のある、当時物の貴重なマグネシウムホイールです。
通称「テクマグ」、正式には「テクノマグネシオ」。アルファやフェラーリ等の当時のイタリア車にはやっぱり似合いますねぇ。イタリアンスポーツカーの定番中の定番ホイールブランド!
通称「テクマグ」、正式には「テクノマグネシオ」。アルファやフェラーリ等の当時のイタリア車にはやっぱり似合いますねぇ。イタリアンスポーツカーの定番中の定番ホイールブランド!
タイヤはオリジナルサイズ165×14(165/82R14相当)ですが、現在、ミシュランの175/70R14を装着。残山は7~8分ほどとタップリありますが、少し古く、小ヒビも散見されるので、出来れば交換されることをおススメします。
タイヤはオリジナルサイズ165×14(165/82R14相当)ですが、現在、ミシュランの175/70R14を装着。残山は7~8分ほどとタップリありますが、少し古く、小ヒビも散見されるので、出来れば交換されることをおススメします。
リアハッチはチョイ開け状態から、手動でロックを外して開閉します。開口部までの高さはありますが、元々車高の低いクルマなので、荷物の積み下ろしが不便と言う事はありません。
リアハッチはチョイ開け状態から、手動でロックを外して開閉します。開口部までの高さはありますが、元々車高の低いクルマなので、荷物の積み下ろしが不便と言う事はありません。
全長3940mmとかなり小さなボディですが、ラゲッジスペースはタップリ!ハッチ開口部より後方の袋状のスペースは少しアクセスしづらいですが、そもそもこのクルマにそれほど大量の荷物を積む機会もないかと。
全長3940mmとかなり小さなボディですが、ラゲッジスペースはタップリ!ハッチ開口部より後方の袋状のスペースは少しアクセスしづらいですが、そもそもこのクルマにそれほど大量の荷物を積む機会もないかと。
マフラーは純正タイプのリプロ品では定番のIMASAF製。そのエキゾーストサウンドは純正ANSAにも引けを取らない官能の彷徨!一発でやられちゃうヤツですぅ~。
マフラーは純正タイプのリプロ品では定番のIMASAF製。そのエキゾーストサウンドは純正ANSAにも引けを取らない官能の彷徨!一発でやられちゃうヤツですぅ~。
水冷直列4気筒DOHC、1,570cc、最高出力109HP/6000rpm、最大トルク:15.9kg-m/2800rpm(1600 Jr.ZAGATO/motore tipo 00536の緒元)と数値上は非力にも思えますが、全長3940mm、車重970kgのFRですから、扱いやすく、使い切れるパワー感が病み付きになるのです!
水冷直列4気筒DOHC、1,570cc、最高出力109HP/6000rpm、最大トルク:15.9kg-m/2800rpm(1600 Jr.ZAGATO/motore tipo 00536の緒元)と数値上は非力にも思えますが、全長3940mm、車重970kgのFRですから、扱いやすく、使い切れるパワー感が病み付きになるのです!
ワンオフと思しき4-2-1のエキゾーストマニホールド(通称:タコ足)を装着!エンドマフラー前までの中間パイプ、中間サイレンサーも含めステンレス製なのでサビの心配も無く安心ですね。それに何よりステン独特の甲高いエキゾーストサウンドがククゥ~(涙)
ワンオフと思しき4-2-1のエキゾーストマニホールド(通称:タコ足)を装着!エンドマフラー前までの中間パイプ、中間サイレンサーも含めステンレス製なのでサビの心配も無く安心ですね。それに何よりステン独特の甲高いエキゾーストサウンドがククゥ~(涙)
旧車安定化の定番中の定番!燃料ポンプは電磁ポンプに換装済です。暫くぶりの始動でも一発始動の安心・安定度!
旧車安定化の定番中の定番!燃料ポンプは電磁ポンプに換装済です。暫くぶりの始動でも一発始動の安心・安定度!
キャブはこの時代のスポーツカーの定番!安定のWeber 40DC0Eをツインで搭載!ロータス・エラン、ロータス・ヨーロッパ、日産スカイライン(L20)、日産フェアレディ240Z、同280Zにも搭載されていたと言えば、言わずもがなかと。
キャブはこの時代のスポーツカーの定番!安定のWeber 40DC0Eをツインで搭載!ロータス・エラン、ロータス・ヨーロッパ、日産スカイライン(L20)、日産フェアレディ240Z、同280Zにも搭載されていたと言えば、言わずもがなかと。
エンジン下面。1600ccエンジンなのに、MAXで6.4Lの容量の巨大なオイルパン。油冷効果もあってか、105系アルファは熱にはめっぽう強いのです!
エンジン下面。1600ccエンジンなのに、MAXで6.4Lの容量の巨大なオイルパン。油冷効果もあってか、105系アルファは熱にはめっぽう強いのです!
ショックはKONIで、サスはアイバッハ?でしょうか。ピュアなFR車だけに、サスは良いものにしたいですよね。この組み合わせなら☆☆☆☆☆!
ショックはKONIで、サスはアイバッハ?でしょうか。ピュアなFR車だけに、サスは良いものにしたいですよね。この組み合わせなら☆☆☆☆☆!
リア下面。リアデフ廻りも過去に防錆等の仕上げがされたようですね。目立つサビは見受けられません。
リア下面。リアデフ廻りも過去に防錆等の仕上げがされたようですね。目立つサビは見受けられません。
1960年代のカロッツェリア・ザガート牽引したカーデザイナー「エルコーレ・スパーダ」・・・あのジョルジェット・ジウジアーロやマルチェロ・ガンディーニなどと共に、近代の自動車デザインの黄金期と言える時代を担った名デザイナー。
1960年代のカロッツェリア・ザガート牽引したカーデザイナー「エルコーレ・スパーダ」・・・あのジョルジェット・ジウジアーロやマルチェロ・ガンディーニなどと共に、近代の自動車デザインの黄金期と言える時代を担った名デザイナー。
氏の手掛けた、もはや伝説と成りつつある数々の名車達。例えば「アストンマーティン DB4GTザガート」「ジュリアTZ&TZ2」「ランボルギーニ 3500GTZ」「ランチア フラミニア スーパースポルト」「ランチア フルビア スポルト」等々。
氏の手掛けた、もはや伝説と成りつつある数々の名車達。例えば「アストンマーティン DB4GTザガート」「ジュリアTZ&TZ2」「ランボルギーニ 3500GTZ」「ランチア フラミニア スーパースポルト」「ランチア フルビア スポルト」等々。
それらのクルマに宿る、それぞれの強烈な美意識や哲学は、一人の人間が生み出したとは到底思えないほど・・・前述の二人とともに、やはり天才と呼ぶべきなのでしょう。
それらのクルマに宿る、それぞれの強烈な美意識や哲学は、一人の人間が生み出したとは到底思えないほど・・・前述の二人とともに、やはり天才と呼ぶべきなのでしょう。
そんな天才がザガート時代の最後に手掛けた渾身の作であろう、このアルファロメオ1300ジュニア・ザガートだからこそ、同じアルファロメオの中でも一線を画す際立った個性を放ち続けているのだと思うのです。
そんな天才がザガート時代の最後に手掛けた渾身の作であろう、このアルファロメオ1300ジュニア・ザガートだからこそ、同じアルファロメオの中でも一線を画す際立った個性を放ち続けているのだと思うのです。
ベルトーネ時代のジョルジェット・ジウジアーロによるジュリア・スプリントGTが絶賛を浴びている時代のアルファロメオに、それとは全く異なるスタイルで登場したジュニア・ザガート・・・。
ベルトーネ時代のジョルジェット・ジウジアーロによるジュリア・スプリントGTが絶賛を浴びている時代のアルファロメオに、それとは全く異なるスタイルで登場したジュニア・ザガート・・・。
ある意味分かりやすい典型的なウェッジシェイプのクーペボディながら、それまでアルファロメオの象徴だったフロントグリルの盾を透明のプラスチックカバーの切り欠きだけで表現するなんてぇ!
ある意味分かりやすい典型的なウェッジシェイプのクーペボディながら、それまでアルファロメオの象徴だったフロントグリルの盾を透明のプラスチックカバーの切り欠きだけで表現するなんてぇ!
つまり、盾の部分は何もない「無」の状態・・・言わばアイデンティティを否定するかのような暴挙とも言えるアイデアは、当時のアルファロメオ社内では賛否両論あったであろうことは想像に難くないのです。
つまり、盾の部分は何もない「無」の状態・・・言わばアイデンティティを否定するかのような暴挙とも言えるアイデアは、当時のアルファロメオ社内では賛否両論あったであろうことは想像に難くないのです。
エルコーレ・スパーダにとってはきっと些細なことであろう、そんな1ピースだけを見ても、凡人には到底、想像も実行も出来ない哲学が宿っていると思うのです。
エルコーレ・スパーダにとってはきっと些細なことであろう、そんな1ピースだけを見ても、凡人には到底、想像も実行も出来ない哲学が宿っていると思うのです。
でも、そんな与える側の哲学を、与えられる側は座して受け入れるしかないのでしょうか・・・。
でも、そんな与える側の哲学を、与えられる側は座して受け入れるしかないのでしょうか・・・。
少なくとも私達は選ぶことが出来るし、選んだ後には、この哲学を目前にして語らい、想いを馳せることが出来るのです。それに・・・
少なくとも私達は選ぶことが出来るし、選んだ後には、この哲学を目前にして語らい、想いを馳せることが出来るのです。それに・・・
アクセルを踏んで風になる事も出来るし、ステアリングを操ってGの快楽に溺れることだって出来るし、哲学が奏でる旋律に酔うことだって出来るのです・・・。
アクセルを踏んで風になる事も出来るし、ステアリングを操ってGの快楽に溺れることだって出来るし、哲学が奏でる旋律に酔うことだって出来るのです・・・。
そんな風に考えていたら・・・ふと、気が付きました。『あぁ、やられた』と・・・。
そんな風に考えていたら・・・ふと、気が付きました。『あぁ、やられた』と・・・。
アルファロメオの精神がザガートの美意識を纏(まと)うと、こういう哲学が生まれるんだと・・・。
アルファロメオの精神がザガートの美意識を纏(まと)うと、こういう哲学が生まれるんだと・・・。
ジュニア・ザガートに想いを馳せ、そこに自分自身を投影する純粋な情熱を持った時・・・。
ジュニア・ザガートに想いを馳せ、そこに自分自身を投影する純粋な情熱を持った時・・・。
すでに貴方自身が、この「哲学」そのものなのです・・・いかがですか?アルファロメオ1300ジュニア・ザガート!
すでに貴方自身が、この「哲学」そのものなのです・・・いかがですか?アルファロメオ1300ジュニア・ザガート!
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