1996(平成8)年式 シトロエン・エグザンティア2.0i V-SX 、ほとんど絶滅危惧種並みの希少車となってきたエグザンの前期型ですが、な、なんと驚きの走行2.8万km!あるんですねぇこんな個体が!
年式 |
1996年1月 |
色 |
アーデングリーン(色替) |
排気量 |
2000cc |
走行 |
27,551km |
シフト |
AT |
車検 |
令和5年4月 |
年式 |
1996年1月 |
排気量 |
2000cc |
シフト |
AT |
色 |
アーデングリーン(色替) |
走行 |
27,551km |
車検 |
令和5年4月 |
主な装備
- ABS
- ETC付
- アルミホイール
- エアコン
- エアバッグ
- オーディオ
- サンルーフ
- ディーラー車
- ナビ付
- パワーウインドウ
- パワーステアリング
- フル装備
- 価格応談
- 左ハンドル
- 記録簿
- 革シート
グレードは装備充実のV-SX!と言っても見た目はアルミホイールが標準なのとパワーシートが付く程度ですけどね。最大の違いはSXのハイドロニューマチックに対し、V-SXはハイドラクティブⅡ!
リアスポイラーは賛否両論あるところですが、これはこれでよろしいかと。それより、本車両の最近の状況をご説明・・・。
現オーナー様が某所に眠っていたこの個体をちょうど1年ほど前の2021年8月にご購入され、路上復帰させるべく大掛かりなリフレッシュ整備を実施!
その内容を抜粋すると、エンジンオイル&オイルフィルター交換、LHMオイル交換、ATF交換、フロント&リアスフィア全4ヶ交換、メインアキュームレーター交換、左右ストラットアッパーマウント交換、更に・・・。
タイミングベルト&ウォーターポンプ&テンショナー交換、ブレーキバルブO/H、主要リターンホース全交換、集中ドアロックアクチュエーター交換、室内温度センサー交換、バッテリー交換、タイヤ交換・・・。
そして極め付きは、オーナー様こだわりのクラシックレンジのボディカラーである『アーデングリーン』での全塗装を実施!なので当然の事ながら、美しい輝きなのです!
元色のベールベガPeに比べると、よりグリーンの色味があり、大人っぽい落ち着いた雰囲気に!これいい色だわ~。
前述の整備内容でかなり良さげな感じ!と容易に推測していただけると思いますが、気になるところはもちろんあるわけで・・・外観で唯一気になるところがコレでしょうか。リアバンパーにご覧のいくつかの薄いキズがあります。
当時はSXが多かったので、見慣れたSXにはない柄のインテリアは新鮮!ボディカラーと同系色のグリーン基調のインテリアは、ヤングアダルトならぬ、アダルトヤングとも言うべき、落ち着いた中にも若々しさを感じる雰囲気!
う~ん、エグザンティアのイメージにピッタリの「若過ぎず、落ち着き過ぎない」絶妙なカラーコーディネート!
V-SXには標準で運転席、助手席ともに、ご覧のパワーシートを装備!
走行距離が少ないこともあり、若干のスレやシワはあるものの、ひどい破れはありません。唯一気になるのは助手席座面がかなり色褪せしています。長い間、日に当たる状態だったんでしょうね。
リアシートはほとんど使用感を感じない清潔な状態!フランス車のシートの座り心地を堪能していただけると思います。
シンプルながらもインテリジェンスを感じさせるダッシュ周りのデザイン!奇を衒わず真面目に造りました!的なしっとりとした感じが落ち着きますね。
ハンドルの革もスレはほとんどありません。『昔はこんな感じの手触りだったんだよなぁ』そのものかと。
実走行27,554km!20数年を経過したおクルマなので、単純に走行距離が少なければ良い!というわけではありませんが、エンジン、ミッション等の機関やボディにストレスが掛かっていないというのはやはりいいですよね。
見せない美学?!とも言うべき開閉出来るオーディオコンソールのフタに哲学を感じます。
そしてオーディオは・・・今や懐かしいカセットデッキ!「この雰囲気は好きだけどカセットテープなんて持ってないんだけど・・・」という方、ご安心ください!
カセットデッキにbluetooth接続出来るアダプターが付属しますので、見た目は当時のままですが、音楽再生は最新のスマホでどうぞ。
エグザン持病のシフトノブの割れもあるようですが、リペアされているようで操作に支障はありません。
ハイドロ車のみに装備されるの車高調整レバー!全4段階の調整が可能です。その実際の車高はのちほどご紹介。
ハンドル左下側にあるヒューズボックス内にETCを装備。助手席前のグローブボックスが狭いエグザンでは、ここがETC設置のベストポイント!
フロントドア内張。気になるというほどではありませんが、少し薄汚れがあるでしょうか。樹脂部はザラザラやベタベタも無く、さらさらで清潔な状態です。
エグザンにお乗りの経験がある方はお分かりいただけると思いますが、この部分だけが他とは違うテカテカのプラ素材なので違和感を感じるところですが、贅沢にもアルカンターラを貼ってグレードアップ!
リアドア内張。リアシート同様、ほとんど使用感は感じません。気持ち良くお乗りいただけるかと。
オリジナルの天張りですが、この状態!左前角に小ウキがありますが、これは愛嬌ということで。
ヘッドライト、フォグランプ、ホワイトウインカーレンズともにくもりはほとんどありません。(反射で白く見えてますが、実際はクリアー)
リアレンズもクリアーそのもの。割れはもちろん色褪せも感じません。
ホイールは社外品に換装されていますが、純正のディッシュタイプと違ってスポークタイプのホイールは若々しさを感じさせ、このエグザンにはとても似合っていると思います。
ホイールにキズらしいキズは見受けられません。タイヤサイズは純正の185/65R15。
タイヤはミシュランのオールシーズンタイヤ、MICHELIN CROSSCLIMATEを装着。装着後約5,000kmほどの走行ですので、まだまだ新しい状態!
ハッチアバックなので、こんな感じでハッチがガバッと開きます。特に大きな荷物の出し入れにはとっても便利!
これだけのスペースがありますので、日常使用には十分だと思います。もちろんリアシ―トをたためば更に広大なスペースになります。
トランクスルートンネルもありますので、スキー等の長物の積載も問題なし!
水冷直列4気筒OHC、1998cc、最高出力120ps/5750rpm、最大トルク18.3kg・m/2750rpm。この数値を知っていると、むしろ走り出したときに驚きを感じるかもしれません。それだけ実用域での力強さがあるのです。
LHMリザーバータンク上部にはお決まりのにじみはありますが許容範囲かと。それより、前述の通りリターンホースが全交換されているのが安心ですね。
エンジン下面。乾いているのがお分かりいただけると思います。
それではハイドロ車高調整の状態です。まずは最高位のメンテナンスモード。初めてご覧になるとビックリするくらい上がります。どうやってタイヤくっ付いてるの?的な(笑)
少し下がって悪路走行モード。これはもはや「エグザンティア・エアクロス」・・・的な(苦笑)
安心安定の通常走行モード。本エグザンのハイドロはハイドラクティブⅡなので、エンジン停止後も車高維持します。(若干は下がりますが)
最低位の駐車モード。大黒ふ頭に並ばせたいです(笑)
・・・と冗談はさておき、改めて良くご覧いただくと、仕上がりの良さはこの画像からもお分かりいただけるのではないかと。
この色味が醸し出す雰囲気は少し野暮ったさを感じる前期型のエグザンのイメージを払拭し、後期型の洗練されたイメージに似た感じさえするのです。
前期エグザンをⅠ型、後期エグザンをⅡ型と言うなら、このエグザンは言わば1.5型?!
こんな新たなエグザン像に仕上げられた前オーナー様には脱帽するとともに感謝・感謝なのです!
前オーナー様は20数年前の若かりし頃、同タイプのエグザンを長く所有し、その経験を生かして、再度ご自身の納得される形で仕上げられたとのこと・・・。
長く所有されていた方だけに見える細部のウイークポイントつぶしが、最大の懸念である信頼性を飛躍的に向上させているのではないかと。
そんな想いは形になり、形は眼を奪い、奪われた眼は夢を描き、夢は想いを育む。そのサイクルの始まりになれば・・・。
近代シトロエンの中でも稀に見る優れたモデルのエグザンティア。エグザンティア以降のシトロエンは常にエグザンティアを求めようと藻掻いているように思えるのです。
そんな無駄足掻きはやめて、素直に認めればいいのに・・・だってそれは最初の誰かの想いが形になっただけなんだから・・・次は次の想いを描けば良いはずなので・・・。
エグザンティアだけに宿る想いを繋いでくれる方・・・その価値のあるエグザンがやっと現れました。
グレードは装備充実のV-SX!と言っても見た目はアルミホイールが標準なのとパワーシートが付く程度ですけどね。最大の違いはSXのハイドロニューマチックに対し、V-SXはハイドラクティブⅡ!
リアスポイラーは賛否両論あるところですが、これはこれでよろしいかと。それより、本車両の最近の状況をご説明・・・。
現オーナー様が某所に眠っていたこの個体をちょうど1年ほど前の2021年8月にご購入され、路上復帰させるべく大掛かりなリフレッシュ整備を実施!
その内容を抜粋すると、エンジンオイル&オイルフィルター交換、LHMオイル交換、ATF交換、フロント&リアスフィア全4ヶ交換、メインアキュームレーター交換、左右ストラットアッパーマウント交換、更に・・・。
タイミングベルト&ウォーターポンプ&テンショナー交換、ブレーキバルブO/H、主要リターンホース全交換、集中ドアロックアクチュエーター交換、室内温度センサー交換、バッテリー交換、タイヤ交換・・・。
そして極め付きは、オーナー様こだわりのクラシックレンジのボディカラーである『アーデングリーン』での全塗装を実施!なので当然の事ながら、美しい輝きなのです!
元色のベールベガPeに比べると、よりグリーンの色味があり、大人っぽい落ち着いた雰囲気に!これいい色だわ~。
前述の整備内容でかなり良さげな感じ!と容易に推測していただけると思いますが、気になるところはもちろんあるわけで・・・外観で唯一気になるところがコレでしょうか。リアバンパーにご覧のいくつかの薄いキズがあります。
当時はSXが多かったので、見慣れたSXにはない柄のインテリアは新鮮!ボディカラーと同系色のグリーン基調のインテリアは、ヤングアダルトならぬ、アダルトヤングとも言うべき、落ち着いた中にも若々しさを感じる雰囲気!
う~ん、エグザンティアのイメージにピッタリの「若過ぎず、落ち着き過ぎない」絶妙なカラーコーディネート!
V-SXには標準で運転席、助手席ともに、ご覧のパワーシートを装備!
走行距離が少ないこともあり、若干のスレやシワはあるものの、ひどい破れはありません。唯一気になるのは助手席座面がかなり色褪せしています。長い間、日に当たる状態だったんでしょうね。
リアシートはほとんど使用感を感じない清潔な状態!フランス車のシートの座り心地を堪能していただけると思います。
シンプルながらもインテリジェンスを感じさせるダッシュ周りのデザイン!奇を衒わず真面目に造りました!的なしっとりとした感じが落ち着きますね。
ハンドルの革もスレはほとんどありません。『昔はこんな感じの手触りだったんだよなぁ』そのものかと。
実走行27,554km!20数年を経過したおクルマなので、単純に走行距離が少なければ良い!というわけではありませんが、エンジン、ミッション等の機関やボディにストレスが掛かっていないというのはやはりいいですよね。
見せない美学?!とも言うべき開閉出来るオーディオコンソールのフタに哲学を感じます。
そしてオーディオは・・・今や懐かしいカセットデッキ!「この雰囲気は好きだけどカセットテープなんて持ってないんだけど・・・」という方、ご安心ください!
カセットデッキにbluetooth接続出来るアダプターが付属しますので、見た目は当時のままですが、音楽再生は最新のスマホでどうぞ。
エグザン持病のシフトノブの割れもあるようですが、リペアされているようで操作に支障はありません。
ハイドロ車のみに装備されるの車高調整レバー!全4段階の調整が可能です。その実際の車高はのちほどご紹介。
ハンドル左下側にあるヒューズボックス内にETCを装備。助手席前のグローブボックスが狭いエグザンでは、ここがETC設置のベストポイント!
フロントドア内張。気になるというほどではありませんが、少し薄汚れがあるでしょうか。樹脂部はザラザラやベタベタも無く、さらさらで清潔な状態です。
エグザンにお乗りの経験がある方はお分かりいただけると思いますが、この部分だけが他とは違うテカテカのプラ素材なので違和感を感じるところですが、贅沢にもアルカンターラを貼ってグレードアップ!
リアドア内張。リアシート同様、ほとんど使用感は感じません。気持ち良くお乗りいただけるかと。
オリジナルの天張りですが、この状態!左前角に小ウキがありますが、これは愛嬌ということで。
ヘッドライト、フォグランプ、ホワイトウインカーレンズともにくもりはほとんどありません。(反射で白く見えてますが、実際はクリアー)
リアレンズもクリアーそのもの。割れはもちろん色褪せも感じません。
ホイールは社外品に換装されていますが、純正のディッシュタイプと違ってスポークタイプのホイールは若々しさを感じさせ、このエグザンにはとても似合っていると思います。
ホイールにキズらしいキズは見受けられません。タイヤサイズは純正の185/65R15。
タイヤはミシュランのオールシーズンタイヤ、MICHELIN CROSSCLIMATEを装着。装着後約5,000kmほどの走行ですので、まだまだ新しい状態!
ハッチアバックなので、こんな感じでハッチがガバッと開きます。特に大きな荷物の出し入れにはとっても便利!
これだけのスペースがありますので、日常使用には十分だと思います。もちろんリアシ―トをたためば更に広大なスペースになります。
トランクスルートンネルもありますので、スキー等の長物の積載も問題なし!
水冷直列4気筒OHC、1998cc、最高出力120ps/5750rpm、最大トルク18.3kg・m/2750rpm。この数値を知っていると、むしろ走り出したときに驚きを感じるかもしれません。それだけ実用域での力強さがあるのです。
LHMリザーバータンク上部にはお決まりのにじみはありますが許容範囲かと。それより、前述の通りリターンホースが全交換されているのが安心ですね。
エンジン下面。乾いているのがお分かりいただけると思います。
それではハイドロ車高調整の状態です。まずは最高位のメンテナンスモード。初めてご覧になるとビックリするくらい上がります。どうやってタイヤくっ付いてるの?的な(笑)
少し下がって悪路走行モード。これはもはや「エグザンティア・エアクロス」・・・的な(苦笑)
安心安定の通常走行モード。本エグザンのハイドロはハイドラクティブⅡなので、エンジン停止後も車高維持します。(若干は下がりますが)
最低位の駐車モード。大黒ふ頭に並ばせたいです(笑)
・・・と冗談はさておき、改めて良くご覧いただくと、仕上がりの良さはこの画像からもお分かりいただけるのではないかと。
この色味が醸し出す雰囲気は少し野暮ったさを感じる前期型のエグザンのイメージを払拭し、後期型の洗練されたイメージに似た感じさえするのです。
前期エグザンをⅠ型、後期エグザンをⅡ型と言うなら、このエグザンは言わば1.5型?!
こんな新たなエグザン像に仕上げられた前オーナー様には脱帽するとともに感謝・感謝なのです!
前オーナー様は20数年前の若かりし頃、同タイプのエグザンを長く所有し、その経験を生かして、再度ご自身の納得される形で仕上げられたとのこと・・・。
長く所有されていた方だけに見える細部のウイークポイントつぶしが、最大の懸念である信頼性を飛躍的に向上させているのではないかと。
そんな想いは形になり、形は眼を奪い、奪われた眼は夢を描き、夢は想いを育む。そのサイクルの始まりになれば・・・。
近代シトロエンの中でも稀に見る優れたモデルのエグザンティア。エグザンティア以降のシトロエンは常にエグザンティアを求めようと藻掻いているように思えるのです。
そんな無駄足掻きはやめて、素直に認めればいいのに・・・だってそれは最初の誰かの想いが形になっただけなんだから・・・次は次の想いを描けば良いはずなので・・・。
エグザンティアだけに宿る想いを繋いでくれる方・・・その価値のあるエグザンがやっと現れました。