2010(平成22)年式 シトロエンC6 エクスクルーシブ!国内正規ディーラー物としては最終年のホントの最後のモデル!
年式 |
2010年2月 |
色 |
マティボワール |
排気量 |
3000cc |
走行 |
64,872km |
シフト |
AT |
車検 |
令和8年3月 |
年式 |
2010年2月 |
排気量 |
3000cc |
シフト |
AT |
色 |
マティボワール |
走行 |
64,872km |
車検 |
令和8年3月 |
主な装備
- ABS
- ETC付
- アルミホイール
- エアコン
- エアバッグ
- オーディオ
- サンルーフ
- ディーラー車
- ナビ付
- パワーウインドウ
- パワーステアリング
- フル装備
- 価格応談
- 左ハンドル
- 記録簿
- 革シート
ハイドロシトロエン好みの方には、いわば、今、選択出来るビッグシトロエン最後の砦とも言えるC6!最終年のモデルとなれば尚更ではないかと!
印象的なボディカラーは、それまでのベージュメタリック(KCW=サーブルドラングリュヌ)とは異なる最終モデルのみの設定色、KCH=マティボワールです。国内での登録は数台(調べた限りでは3台)のみの、かなりの希少色!
サーブルドラングリュヌに比べ、色味も濃く、明る過ぎない分、ボディのプレスラインもはっきりと判るとても良い色だと思います.
この素敵なマティボワール・・・どうして最初から設定しないんでしょうねぇ。まるで後出しジャンケン?!ずるいっ(笑)
精悍なフロントマスクに比べ、少々野暮ったささえ感じるリアスタイル・・・他メーカーならこうしないよね、っていうところが、逆にシトロエンたる所以でしょうか。結果、他車にはない個性的なスタイルなんですからね。
外装の状態は言う事無し!目立つキズ、凹みが無いのはもちろん、ご覧の通り、塗装も艶のある美しい状態です。
ルーフももちろん問題無し!前オーナー様は車庫保管とのことだったので、この状態も納得!
そんなに曲げなくても・・・っていうくらい曲がったリアウインドウ。しかも逆反り!でもこれデザインだけではなく、雨が流れやすく視界が確保しやすいとか、ルームミラーで後方を見た時、反射しないので見やすいとか、機能も考えられているのがスゴイところ!
外装の美しい状態はお分かりいただけたと思いますので、それでは内装に行ってみましょう。どうぞご覧くださいませ。
アイボリーで統一されたインテリアはなんともエレガント!アメ車やドイツ車だと白系のインテリアはドヤ系が多く、下品な印象のものもありますが、そうならないのがフランス車!さすがファッションの国ですね。
大切されてきたのでしょうね、シートやインテリアは清潔そのもの!形状からも想像できると思いますが、体をすっぽりと包みこむシートは、あのCXやBXのシートを彷彿とさせます。
一番使用感のある運転席でこの状態です。もちろん若干のシワはありますが、目立つスレ、ひどい汚れは無いのがお分かりいただけると思います。
使用頻度の少ないリアシートは、清潔そのもの。中央部に収納式の肘掛も装備。これはリラックスできそうですねぇ、リアシートが快適なのは、高級車の証!
フロントシート背面がえぐれた形状なので、足元は広々!カーペットが清潔なのも気持ち良いですね。
空調も風量、吹き出し口の切り替えが可能なVIP仕様!シガーライター2個は過剰装備だと思いますが・・・(苦笑)
肘掛にこんなスイッチが・・・これフロント助手席の前後スライドスイッチです。助手席後方に乗る方が操作出来る、いわばVIP専用スイッチ!・・・もしくは助手席嫌がらせスイッチ?!(笑)
そしてリアシートの装備がもうひとつ。リア用のサンシェード!これはVIP用じゃなくてもうれしい装備ですね。
日本人にとってなんとなく懐かしく、しっくりとくるデザインなのはジル・ビダル氏によるインテリアのコンセプトが「テクノ禅」と呼ばれる日本の禅の精神とテクノロジーを組み合わせたものだからでしょうか。
運転席に座ると「これでもかっ!」と主張するメーターが視界に入るクルマが多い中、それとは真逆の落ち着いた「テクノ禅デザイン」に癒されます。C6の場合、まず視界に入るのはウインドウ越しの外の風景ですからね。
実走行6.5万km!35,535km時にタイミングベルト、ウォーターポンプ、VVTプーリー2ヶ、クランクプーリー、アイドラー、テンショナー2ヶの交換歴あります。他にドライブベルト、オイルクーラー、エンジンマウント(アッパー)、リアサスペンションシリンダー2ヶ、パワステポンプ、トルクロッド、フロントウインカーランプ左右等の交換記録もあり!
運転席前のウインドウに情報が投影されるヘッドアップディスプレイを装備。画像は速度表示の状態です。もちろん消すことも出来ますのでお好みで。
本国仕様では空調吹き出し口になるセンターコンソール右側の位置に、国内正規の右ハンドル車は、ご覧のインフォメーションディスプレイが装備されるため、中央吹き出し口がひとつになります。車両の様々な情報を瞬時に把握出来るのは良いのですが、真夏の暑い時期には助手席の方と取り合いになるかも?
左右シンメトリーにスッキリと美しくレイアウトされた各種操作スイッチ。細かいところですが、こういうところをひとつひとつ丁寧に造り込むことで、全体的には落ち着いた雰囲気になるんですね。
そして、差色ならぬ差木目?!でフラッグシップモデルらしさをさり気なく主張。ところどころに控え目にあしらった木目が効いてますねぇ~、これはセンス以外の何物でもないかと。
C6の装備で唯一の弱点だった「取付枠が狭くて他のナビへの交換が出来ない問題」を何と大胆にも取付部の筐体自体をワンオフで製作し、高機能ナビに換装済!
ナビはPanasonic Strada CN-RE05D!純正ナビからはかなりの性能UPかと。
ハンドル右横の小物入れの中に、まるで最初からそれ用のスペースのように、ちょうどピッタリとETCが設置されています。
比較的汚れが目立ちやすいはずの白内装ですが、この通り清潔そのもの!丁寧に扱われてきたんですね。
使用感の出やすい運転席のスイッチ類も、使用によるキズやテカリもほとんど見受けられません。
リアドアの内張りに至っては、「これもう、新〇でいいじゃん!」的な・・・(笑)
普通に使用していれば必ず汚れるヒンジ部がご覧の状態。車両の程度も「推して知るべし」かと。
天張りもご覧の通り、キズはもちろん汚れも皆無。本車両は電動ガラスサンルーフも装備のため内側にサンシェードが付きます。良くあるメッシュ生地ではなく、完全に日差しをさえ切るパネル状のシェードです。
サンシェードを開けた状態。ガラスサンルーフと言っても、濃い色ガラスなので、日差しを強く感じることはありません。むしろ、春秋くらいの柔らかな日差しなら、ちょうど良い感じ!
やはりサンルーフは気持ち良いですね。電動で任意の位置で開閉が出来ます。
ポップアップ機能もありますので、一発換気にも便利!
良く曇ってしまうヘッドライト、ウインカーもクリアーそのもの!ちなみに前オーナー様によりますと、ウインカーはディーラーさんで2回、新品交換したそうですが、いずれも洗車しただけで水が浸入し、水槽のような状態に!これはもう部品の品質なんでしょうね、なので、その後、念のため弊社にて脱着してシール剤で処置しました。
何度見てもアバンギャルドな形状のテールレンズ。毎度言いますが、これを単体で見たら、クルマの部品ではなく、確実に「オブジェ」にしか見えないでしょうね。
ホイールは過去オーナー様のお好みでしょうか、同サイズのC5用ホイールに換装されています。確かにC6用のノーマルホイールは平面的なデザインなので、この立体的なデザインも良いですね。ボディ同様、もちろん目立つキズはありません!
タイヤサイズは245/45R18。最近のクルマによくあるサイズなので、タイヤ入手に困る事はありません。
タイヤ残山はご覧の通り。5分山というところでしょうか、まだ当分は使用出来そうですが、製造から少しお時間経過しているようなので出来れば交換したいところです。
逆反りのリアウインドウのおかげで、トランクハッチを開けた時、上部がかなり奥まで開くので、トランク内へのアクセスもしやすい構造です。
容量もタップリ!奥が見えないほどです。これだけあれば十分ですね。
リアシート中央がトンネル構造なので、いざと言うときにはかなりの長物の積載もOK!
カーペット下にはスペアタイヤ、工具も揃っています。
水冷V型6気筒DOHC、2946cc、最高出力215ps/6000rpm、最大トルク30.5kg・m/3750rpmを発生!車両重量1820kgなので、決してパワフルというわけではありませんが、そこはフランス車!実用域でのトルクは十分なので、想像以上にキビキビ走ります。やっぱり数値じゃなくてバランスなんですね。
それからLDSオイル漏れが多発する要チェックポイントのフロント左のスフィアに繋がる油圧パイプは・・・対策品に換装済ですね。これは安心。
ついでにボンネット裏も・・・キレイだったのでつい。
それではここでハイドロ車ならではのスイッチひとつで調整出来る車高位置のご説明を。まずは点検時等に使用する最低位のローポジション。いやぁ、この状態だとボディの美しさが一層引き立ちますねぇ。別名「鑑賞ポジション」?!
ノーマルポジション。通常はこの位置で固定でOK!通常走行時の位置です。
ミドルポジション。段差のあるところや、悪路での低速走行に使用する位置です。
そしてハイポジション。タイヤ交換時に使用する位置ですが、この状態でゴツくてでっかいブロックタイヤを履かせてみたくなるのは、私だけでしょうか(苦笑)
ちなみにそれぞれのポジションに設定した時、ディスプレイにはご覧の表示が出ます。
表示されている速度はその車高での走行可能速度です。
思えばその昔、歴代のシトロエン車が一同に介したミュージアム「コンセルヴァトワール」で見た、コンセプトモデルであるC6リナージュの美しさに感動してから早十数年・・・。
普通市販車はコンセプトモデルからは、製造上とか安全上とか大人の事情でかなり残念なものになってしまうのが常ですが・・・。
このC6に限っては、あの時に見た、美しく、ひと目で魅了されたリナージュの姿そのまま・・・。
それは才能あるフランス人デザイナー、ジャン・ピエール・プルエによりDS、CX、XMと受け継がれたシトロエンの「リナージュ=血統」そのもの・・・。
クルマを造るメーカーにとっては「売れる、売れない」はもちろん重要だけど、このC6に関してはその血統に生きる「美学」がそれすらも超越しまったのかと・・・。
そう考えなければ、到底この突出したデザインをそのまま世に問うという、言わば暴挙とも言える行いは自動車産業という商業主義にも反するわけで・・・。
穿った見方をすることが賢いとか、人と違う事だけでそれが個性とか、そんなおかしな風潮の中で生きるざるを得ない現代ですが・・・。
光、影、風、音、香り・・・人は居るだけで様々なものを感じ、それらで自らを存在させ、そして・・・。
喜び、悲しみ、希望、挫折を繰り返して、唯一の自分らしい自分になっていくのだと思います・・・。
そんな中に、もうひとつ、自分を際立たせるものがあるとすればそれは・・・。
「美学」・・・このC6を美しいと感じ、貴方のリナージュに刻まれてしまったのなら・・・自分自身に嘘をつくことなんてないのです!心のまままにお乗りになるべきでは?
ハイドロシトロエン好みの方には、いわば、今、選択出来るビッグシトロエン最後の砦とも言えるC6!最終年のモデルとなれば尚更ではないかと!
印象的なボディカラーは、それまでのベージュメタリック(KCW=サーブルドラングリュヌ)とは異なる最終モデルのみの設定色、KCH=マティボワールです。国内での登録は数台(調べた限りでは3台)のみの、かなりの希少色!
サーブルドラングリュヌに比べ、色味も濃く、明る過ぎない分、ボディのプレスラインもはっきりと判るとても良い色だと思います.
この素敵なマティボワール・・・どうして最初から設定しないんでしょうねぇ。まるで後出しジャンケン?!ずるいっ(笑)
精悍なフロントマスクに比べ、少々野暮ったささえ感じるリアスタイル・・・他メーカーならこうしないよね、っていうところが、逆にシトロエンたる所以でしょうか。結果、他車にはない個性的なスタイルなんですからね。
外装の状態は言う事無し!目立つキズ、凹みが無いのはもちろん、ご覧の通り、塗装も艶のある美しい状態です。
ルーフももちろん問題無し!前オーナー様は車庫保管とのことだったので、この状態も納得!
そんなに曲げなくても・・・っていうくらい曲がったリアウインドウ。しかも逆反り!でもこれデザインだけではなく、雨が流れやすく視界が確保しやすいとか、ルームミラーで後方を見た時、反射しないので見やすいとか、機能も考えられているのがスゴイところ!
外装の美しい状態はお分かりいただけたと思いますので、それでは内装に行ってみましょう。どうぞご覧くださいませ。
アイボリーで統一されたインテリアはなんともエレガント!アメ車やドイツ車だと白系のインテリアはドヤ系が多く、下品な印象のものもありますが、そうならないのがフランス車!さすがファッションの国ですね。
大切されてきたのでしょうね、シートやインテリアは清潔そのもの!形状からも想像できると思いますが、体をすっぽりと包みこむシートは、あのCXやBXのシートを彷彿とさせます。
一番使用感のある運転席でこの状態です。もちろん若干のシワはありますが、目立つスレ、ひどい汚れは無いのがお分かりいただけると思います。
使用頻度の少ないリアシートは、清潔そのもの。中央部に収納式の肘掛も装備。これはリラックスできそうですねぇ、リアシートが快適なのは、高級車の証!
フロントシート背面がえぐれた形状なので、足元は広々!カーペットが清潔なのも気持ち良いですね。
空調も風量、吹き出し口の切り替えが可能なVIP仕様!シガーライター2個は過剰装備だと思いますが・・・(苦笑)
肘掛にこんなスイッチが・・・これフロント助手席の前後スライドスイッチです。助手席後方に乗る方が操作出来る、いわばVIP専用スイッチ!・・・もしくは助手席嫌がらせスイッチ?!(笑)
そしてリアシートの装備がもうひとつ。リア用のサンシェード!これはVIP用じゃなくてもうれしい装備ですね。
日本人にとってなんとなく懐かしく、しっくりとくるデザインなのはジル・ビダル氏によるインテリアのコンセプトが「テクノ禅」と呼ばれる日本の禅の精神とテクノロジーを組み合わせたものだからでしょうか。
運転席に座ると「これでもかっ!」と主張するメーターが視界に入るクルマが多い中、それとは真逆の落ち着いた「テクノ禅デザイン」に癒されます。C6の場合、まず視界に入るのはウインドウ越しの外の風景ですからね。
実走行6.5万km!35,535km時にタイミングベルト、ウォーターポンプ、VVTプーリー2ヶ、クランクプーリー、アイドラー、テンショナー2ヶの交換歴あります。他にドライブベルト、オイルクーラー、エンジンマウント(アッパー)、リアサスペンションシリンダー2ヶ、パワステポンプ、トルクロッド、フロントウインカーランプ左右等の交換記録もあり!
運転席前のウインドウに情報が投影されるヘッドアップディスプレイを装備。画像は速度表示の状態です。もちろん消すことも出来ますのでお好みで。
本国仕様では空調吹き出し口になるセンターコンソール右側の位置に、国内正規の右ハンドル車は、ご覧のインフォメーションディスプレイが装備されるため、中央吹き出し口がひとつになります。車両の様々な情報を瞬時に把握出来るのは良いのですが、真夏の暑い時期には助手席の方と取り合いになるかも?
左右シンメトリーにスッキリと美しくレイアウトされた各種操作スイッチ。細かいところですが、こういうところをひとつひとつ丁寧に造り込むことで、全体的には落ち着いた雰囲気になるんですね。
そして、差色ならぬ差木目?!でフラッグシップモデルらしさをさり気なく主張。ところどころに控え目にあしらった木目が効いてますねぇ~、これはセンス以外の何物でもないかと。
C6の装備で唯一の弱点だった「取付枠が狭くて他のナビへの交換が出来ない問題」を何と大胆にも取付部の筐体自体をワンオフで製作し、高機能ナビに換装済!
ナビはPanasonic Strada CN-RE05D!純正ナビからはかなりの性能UPかと。
ハンドル右横の小物入れの中に、まるで最初からそれ用のスペースのように、ちょうどピッタリとETCが設置されています。
比較的汚れが目立ちやすいはずの白内装ですが、この通り清潔そのもの!丁寧に扱われてきたんですね。
使用感の出やすい運転席のスイッチ類も、使用によるキズやテカリもほとんど見受けられません。
リアドアの内張りに至っては、「これもう、新〇でいいじゃん!」的な・・・(笑)
普通に使用していれば必ず汚れるヒンジ部がご覧の状態。車両の程度も「推して知るべし」かと。
天張りもご覧の通り、キズはもちろん汚れも皆無。本車両は電動ガラスサンルーフも装備のため内側にサンシェードが付きます。良くあるメッシュ生地ではなく、完全に日差しをさえ切るパネル状のシェードです。
サンシェードを開けた状態。ガラスサンルーフと言っても、濃い色ガラスなので、日差しを強く感じることはありません。むしろ、春秋くらいの柔らかな日差しなら、ちょうど良い感じ!
やはりサンルーフは気持ち良いですね。電動で任意の位置で開閉が出来ます。
ポップアップ機能もありますので、一発換気にも便利!
良く曇ってしまうヘッドライト、ウインカーもクリアーそのもの!ちなみに前オーナー様によりますと、ウインカーはディーラーさんで2回、新品交換したそうですが、いずれも洗車しただけで水が浸入し、水槽のような状態に!これはもう部品の品質なんでしょうね、なので、その後、念のため弊社にて脱着してシール剤で処置しました。
何度見てもアバンギャルドな形状のテールレンズ。毎度言いますが、これを単体で見たら、クルマの部品ではなく、確実に「オブジェ」にしか見えないでしょうね。
ホイールは過去オーナー様のお好みでしょうか、同サイズのC5用ホイールに換装されています。確かにC6用のノーマルホイールは平面的なデザインなので、この立体的なデザインも良いですね。ボディ同様、もちろん目立つキズはありません!
タイヤサイズは245/45R18。最近のクルマによくあるサイズなので、タイヤ入手に困る事はありません。
タイヤ残山はご覧の通り。5分山というところでしょうか、まだ当分は使用出来そうですが、製造から少しお時間経過しているようなので出来れば交換したいところです。
逆反りのリアウインドウのおかげで、トランクハッチを開けた時、上部がかなり奥まで開くので、トランク内へのアクセスもしやすい構造です。
容量もタップリ!奥が見えないほどです。これだけあれば十分ですね。
リアシート中央がトンネル構造なので、いざと言うときにはかなりの長物の積載もOK!
カーペット下にはスペアタイヤ、工具も揃っています。
水冷V型6気筒DOHC、2946cc、最高出力215ps/6000rpm、最大トルク30.5kg・m/3750rpmを発生!車両重量1820kgなので、決してパワフルというわけではありませんが、そこはフランス車!実用域でのトルクは十分なので、想像以上にキビキビ走ります。やっぱり数値じゃなくてバランスなんですね。
それからLDSオイル漏れが多発する要チェックポイントのフロント左のスフィアに繋がる油圧パイプは・・・対策品に換装済ですね。これは安心。
ついでにボンネット裏も・・・キレイだったのでつい。
それではここでハイドロ車ならではのスイッチひとつで調整出来る車高位置のご説明を。まずは点検時等に使用する最低位のローポジション。いやぁ、この状態だとボディの美しさが一層引き立ちますねぇ。別名「鑑賞ポジション」?!
ノーマルポジション。通常はこの位置で固定でOK!通常走行時の位置です。
ミドルポジション。段差のあるところや、悪路での低速走行に使用する位置です。
そしてハイポジション。タイヤ交換時に使用する位置ですが、この状態でゴツくてでっかいブロックタイヤを履かせてみたくなるのは、私だけでしょうか(苦笑)
ちなみにそれぞれのポジションに設定した時、ディスプレイにはご覧の表示が出ます。
表示されている速度はその車高での走行可能速度です。
思えばその昔、歴代のシトロエン車が一同に介したミュージアム「コンセルヴァトワール」で見た、コンセプトモデルであるC6リナージュの美しさに感動してから早十数年・・・。
普通市販車はコンセプトモデルからは、製造上とか安全上とか大人の事情でかなり残念なものになってしまうのが常ですが・・・。
このC6に限っては、あの時に見た、美しく、ひと目で魅了されたリナージュの姿そのまま・・・。
それは才能あるフランス人デザイナー、ジャン・ピエール・プルエによりDS、CX、XMと受け継がれたシトロエンの「リナージュ=血統」そのもの・・・。
クルマを造るメーカーにとっては「売れる、売れない」はもちろん重要だけど、このC6に関してはその血統に生きる「美学」がそれすらも超越しまったのかと・・・。
そう考えなければ、到底この突出したデザインをそのまま世に問うという、言わば暴挙とも言える行いは自動車産業という商業主義にも反するわけで・・・。
穿った見方をすることが賢いとか、人と違う事だけでそれが個性とか、そんなおかしな風潮の中で生きるざるを得ない現代ですが・・・。
光、影、風、音、香り・・・人は居るだけで様々なものを感じ、それらで自らを存在させ、そして・・・。
喜び、悲しみ、希望、挫折を繰り返して、唯一の自分らしい自分になっていくのだと思います・・・。
そんな中に、もうひとつ、自分を際立たせるものがあるとすればそれは・・・。
「美学」・・・このC6を美しいと感じ、貴方のリナージュに刻まれてしまったのなら・・・自分自身に嘘をつくことなんてないのです!心のまままにお乗りになるべきでは?