1969(昭和44)年式 アルファロメオ・ジュリア 1300 ジュニア!結局最後はコレだよね!的な言わずと知れた「段付き」アルファ。このまま乗るもよし!コツコツ仕上げるもよし!お好みでお楽しみくださいませ。
年式 |
1969年 |
色 |
Alfa red |
排気量 |
1,300cc |
走行 |
5桁メーターのため不明 |
シフト |
5MT |
車検 |
なし |
年式 |
1969年 |
排気量 |
1,300cc |
シフト |
5MT |
色 |
Alfa red |
走行 |
5桁メーターのため不明 |
車検 |
なし |
主な装備
- ABS
- ETC付
- アルミホイール
- エアコン
- エアバッグ
- オーディオ
- サンルーフ
- ディーラー車
- ナビ付
- パワーウインドウ
- パワーステアリング
- フル装備
- 価格応談
- 左ハンドル
- 記録簿
- 革シート
この頃のアルファの正式名称ってなんでこんなにも複雑なんでしょう?この『ジュリア1300ジュニア』の名称も1966~1973年までで、1974年からはジュリアが消えて『GT1300ジュニア』に。
それにこの105系クーペボディは通称「ジュリア」って呼ばれますが、実は正式にジュリアって名称の付くモデルは、ジュリアGTA、ジュリアGTC、ジュリアスプリントGTベローチェ、それとこのジュリア1300ジュニアくらいで、あとはセダンボディがほとんど。
そういう意味では、この個体はれっきとした『ジュリア』!段付きって呼ぶのも良いですが、折角ですから『ジュリア』と呼んでいただければと・・・。
ここまでの画像のように、遠目にはとても美しい個体に見えますが、過去に大掛かりな仕上げがされた形跡はなく、普通にお乗りになられてきた個体のようなので、当然ながらあちこちに経年劣化が見受けられます。
それでも、この状態を維持されているわけですから、さぞ大切にされて来られたのでしょうね。
過去に全塗装が施されているようですが、弊社入庫時はほぼツヤなし状態・・・頑張って磨いて何とかご覧いただけるくらいの状態にはなったかと。
現在、色褪せはほとんど見受けられませんが、クリア層がギリギリなので、これ以上の磨きは塗装層に達してしまうかも・・・そうなると色褪せも一段と進んでしまうかもしれません。
ご覧の通り、車体全体にわたってパネルで色が違うようなことはありません。上面を向いたボンネット、ルーフ、トランクフードは色褪せしやすいですが、現在はちゃんとAlfa red(苦笑)
全体的には好印象の塗装ですが、残念ながらご覧のボンネットの1ヶ所だけが、クリア劣化してツヤのない状態です。
それから、塗装屋さん泣かせの塗料の乗りにくい部分ですが、ワイパーアームの根本付近に塗装割れがあります。
それからアルファに限らず旧車の鬼門。錆びやすいサイドシルがやはりこの状態。穴が開いて欠損しているような状況ではないので、今なら板金もそれほど大掛かりにならずにいけそうです。
なんかパックリと塗装が割れちゃってるけど大丈夫?って心配になると思いますが、ジャッキアップポイントなので、もともと変形しやすい個所。必然的に塗装も割れます。
反対側のサイドシルはまだ軽度ですが、やはり小さな浮きサビがあります。
旧車をあまりご覧になった事の無い方だと『こんなに錆びてて大丈夫?』て思われるでしょうが、私がこれまで見てきた旧車のボディのサビのなかでは、軽微な部類かと。
メッキ類のパーツもプツプツ劣化が目立ちますが、レストア(新品で仕立て直し)車両でなければ、むしろ標準状態かと。
メタルコンパウンドで少しはキレイになりそうですが、ある意味、年季が入った良い感じと言えなくもない?!
前後のスタイルの肝とも言えるバンパーは、小さなサビはポツポツあるものの、少し磨いただけでご覧の輝き!もっと念入りに磨いてあげれば更に復活しそうです。
それではアルファらしい、シンプルでスポーティーなインテリアのご紹介です。どうぞ~!
黒基調の中で、ひと際目立つダッシュの横一線の木目パネル。オリジナルの華奢な2本スポークステアリングから換装されたナルディのウッドハンドルとの相性もバッチリ!
ほとんどがブラックビニールレザーで覆われた男気溢れるクールなインテリアで、紅一点ならぬ、木目一点のステアリングが良いアクセント!
使用感はありますが、ひどい破れやステッチのほつれも見受けられません。年式を考えると、とても状態が良いので過去に張替えられているのかもしれません。
やはりそうですね、半世紀以上経過して、この状態はあり得ないと思いますので、シートは過去に張替えられているようです。
60年代ですね~、アルファですね~、走るために過不足なしの装備が潔い!ドライバーに向いた見やすいメーターが、ドライバーズカーの証!
右手を上げればそこにシフトレバー、脚を上げればそこにアクセルペダル、走行する上でのストレスを感じさせない造りがさすがアルファ!
現在オドメーターはご覧の数字ですが、旧車ですし、5桁メーターでもありますので走行不明とさせていただきました。
分かりやすくレイアウトされたオーディオ、空調レバー、水温計、燃料計。オーディオは取りあえず設置されていますが、結線されていないのか、現在通電していない状態です。
グローブBOX内にETCを装備。左ハンドル車にはもはや必須の装備ですね。
吊り下げ式のクーラーユニットが装備されていますが、配管は外してあるのでクーラーとしては機能していません。ただ、電源は生きていますので、扇風機としてなら使用可能!しかも風量はかなり強力!
アルファには2つのチョークレバーがあります。STARTが混合気を濃くする通常のチョークで、ACCELは文字通り、アクセルを踏むのと同じ動きのスロットルチョーク。
現在、ハンドルコラムカバーが外れた状態です。イグニッションシリンダーを交換しようとして途中のようです。新品イグニッションシリンダー&キーセット、それにコラムカバーももちろんあります。
現在イグニッションは改造されており、エンジンスタート手順は、①画面の赤いレバーでバッテリー通電確保 ②ハンドル右側のトグルスイッチでメイン電源ON ③プッシュボタンでスターターONです。これはこれでありかもしれませんね。
オルガン式ペダルは初めてだと違和感を覚えるかもしれませんが、直ぐに慣れます。って言うか、慣れるとこちらの方が自然に感じるかもしれません。
ドア内張にヒドイ破れや損傷はありませんが、それなりの使用感は有ります。
特に取っ手には年式相応の擦れがあります・・・が、個人的にはこういう自然な擦れは、このままでもよいのではないかと・・・。
スカッフプレートもサビ多めの状態ですが、105系アルファはこういう部品も入手が容易なので、ご自身で仕上げていくのも楽しいかと。
経年で変色した天張り。破れや垂れはないのでこのままでも良いと思いますが、白いパンチングビニールレザーなんかで張り替えると一気に清潔感のある室内になりそうです。
ガラス製のヘッドライトは割れはもちろん、くもりもほとんどありません。ライトリムもこの輝きなので、外装は塗装以外はかなり良い状態だと思います。
リアレンズも割れは無く、色褪せもほぼ感じません。仮に割れて車検に通らない状態になっても、新品入手可能で交換容易な部品なので安心です。
ホイールはジュリア定番のGTAタイプのアルミホイール。比較的新しい物のようで、目立つキズや酷い汚れも無く、真新しい状態。
タイヤはノーマルサイズ165R14に対し、現在185/70R14を装着。20mmも幅広ですが外径差は▲5mmなので、メーター誤差は極わずか。
タイヤはご覧の通りイボイボ状態なので10分山!と言いたいところですが、それだと新品ということになるので、9.5山と言う事で。
リア下がりのボディスタイルなので、トランクはそれほど広くはないですが、日常使用でしたら十分過ぎるほど。
現在は取り外してあるエアコンコンプレッサーや、コンデンサーASSYも状態は不明ですが、予備部品としてお付けします。
その他にも、ボディカバー、サスペンションボールジョイント×2ヶ、ロワーコントロールアームブッシュ×4ヶ、ブースターケーブル、ハンドルコラムカバーが付属します。
直列4気筒DOHC、1,290cc、最高出力103PS/6000rpm、最大トルク:13.97kg・m/3200rpm、車重990kg。FRで、回るNAエンジンで、1t、100馬力。面白くないはずないよね~!
全体的に少し経年を感じさせるエンジンルームですが、まずはブレーキマスターシリンダー付近にオイルにじみの形跡はありません。
キャブはオリジナルのWEBER 40DC0E 18Kのツインキャブ!アルファでは定番とも言える扱いやすく調整も容易なキャブ。
エアコンリキッドタンクは残っていますが、前述の通りコンプレッサーは外れているので、コンプレッサーに繋がる配管も外してあります。
エンジン下周り。少し汚れが目立ちますが、オイルパンは乾いた状態で、現在、オイル漏れは有りません。
リア下周り。マフラーは現在、排気漏れはありませんが、これを見ると、もうそろそろ交換した方が良さそうな感じです。
今やビンテージカーの王道に躍り出てしまった感のある「段付き」。それ故、ビックリするほどのプライスで取引されることになってしまい・・・。
手の届くリアルな憧れの存在だったはずの「段付き」が、どっかのおじさん達だけの物になってしまってる今・・・。
その昔は普通に売られていた、こんな状態の「段付き」の売り物があっても良いのではないかと・・・。
ボディはそろそろサビの処置をした方が良さそう。塗装も出来れば再塗装してキレイにしたい感じ。イグニッションキーシリンダーが無いので、今は少しイレギュラーな始動方法。
メッキ部品も経年劣化でポツポツ錆がある状態。エンジンやミッションに不具合は無いけど、そろそろ交換出来る消耗品は一新したい感じ。下周りもオイル漏れは無いけど、出来ればマフラーは交換したい状態。
・・・と、ここ最近、巷で取引される「段付き」とは明らかに異なる程度ですが、しかし、50年以上経過した旧車として考えれば、むしろこれが当たり前の状態。
もちろん時間と費用を掛けて、レストアされた程度の良い個体が増えることは大歓迎ですが、そうじゃない個体は評価に値しない!みたいな風潮はいかがなものかと・・・。
むしろ、素のボディの状態を知ることが出来て、その上で適切な仕上げを施せると考えれば、より安心出来るのではないかと。
パテ盛り盛りの半端な仕上げの個体が多い昨今、この状態が確認出来ただけでも大きなメリットかと。
さぁ、車両の状態が良く解ったところで、あとはどう自分仕様にしていくか・・・そう考えると、楽しみしかない個体ではないかと。
値段がどうとかは置いておいて、「段付き」が「段付き」らしくあるためには何が必要かと考えた時に浮かぶのは・・・。
決して触ると指紋が気になるほどのツヤツヤ塗装や、寸分のくもりの無いピカピカのメッキ部品だけではないはず・・・私が最も大切だと思うのは・・・。
甲高いエキゾーストノートがこだまするワインディングロードで、スキール音に怯むことなく、ただアクセルを踏み続ける勇気を持つ事だけ・・・。
想いは勇気で形になる!貴方ならどんな「段付き」を想い描きますか?
この頃のアルファの正式名称ってなんでこんなにも複雑なんでしょう?この『ジュリア1300ジュニア』の名称も1966~1973年までで、1974年からはジュリアが消えて『GT1300ジュニア』に。
それにこの105系クーペボディは通称「ジュリア」って呼ばれますが、実は正式にジュリアって名称の付くモデルは、ジュリアGTA、ジュリアGTC、ジュリアスプリントGTベローチェ、それとこのジュリア1300ジュニアくらいで、あとはセダンボディがほとんど。
そういう意味では、この個体はれっきとした『ジュリア』!段付きって呼ぶのも良いですが、折角ですから『ジュリア』と呼んでいただければと・・・。
ここまでの画像のように、遠目にはとても美しい個体に見えますが、過去に大掛かりな仕上げがされた形跡はなく、普通にお乗りになられてきた個体のようなので、当然ながらあちこちに経年劣化が見受けられます。
それでも、この状態を維持されているわけですから、さぞ大切にされて来られたのでしょうね。
過去に全塗装が施されているようですが、弊社入庫時はほぼツヤなし状態・・・頑張って磨いて何とかご覧いただけるくらいの状態にはなったかと。
現在、色褪せはほとんど見受けられませんが、クリア層がギリギリなので、これ以上の磨きは塗装層に達してしまうかも・・・そうなると色褪せも一段と進んでしまうかもしれません。
ご覧の通り、車体全体にわたってパネルで色が違うようなことはありません。上面を向いたボンネット、ルーフ、トランクフードは色褪せしやすいですが、現在はちゃんとAlfa red(苦笑)
全体的には好印象の塗装ですが、残念ながらご覧のボンネットの1ヶ所だけが、クリア劣化してツヤのない状態です。
それから、塗装屋さん泣かせの塗料の乗りにくい部分ですが、ワイパーアームの根本付近に塗装割れがあります。
それからアルファに限らず旧車の鬼門。錆びやすいサイドシルがやはりこの状態。穴が開いて欠損しているような状況ではないので、今なら板金もそれほど大掛かりにならずにいけそうです。
なんかパックリと塗装が割れちゃってるけど大丈夫?って心配になると思いますが、ジャッキアップポイントなので、もともと変形しやすい個所。必然的に塗装も割れます。
反対側のサイドシルはまだ軽度ですが、やはり小さな浮きサビがあります。
旧車をあまりご覧になった事の無い方だと『こんなに錆びてて大丈夫?』て思われるでしょうが、私がこれまで見てきた旧車のボディのサビのなかでは、軽微な部類かと。
メッキ類のパーツもプツプツ劣化が目立ちますが、レストア(新品で仕立て直し)車両でなければ、むしろ標準状態かと。
メタルコンパウンドで少しはキレイになりそうですが、ある意味、年季が入った良い感じと言えなくもない?!
前後のスタイルの肝とも言えるバンパーは、小さなサビはポツポツあるものの、少し磨いただけでご覧の輝き!もっと念入りに磨いてあげれば更に復活しそうです。
それではアルファらしい、シンプルでスポーティーなインテリアのご紹介です。どうぞ~!
黒基調の中で、ひと際目立つダッシュの横一線の木目パネル。オリジナルの華奢な2本スポークステアリングから換装されたナルディのウッドハンドルとの相性もバッチリ!
ほとんどがブラックビニールレザーで覆われた男気溢れるクールなインテリアで、紅一点ならぬ、木目一点のステアリングが良いアクセント!
使用感はありますが、ひどい破れやステッチのほつれも見受けられません。年式を考えると、とても状態が良いので過去に張替えられているのかもしれません。
やはりそうですね、半世紀以上経過して、この状態はあり得ないと思いますので、シートは過去に張替えられているようです。
60年代ですね~、アルファですね~、走るために過不足なしの装備が潔い!ドライバーに向いた見やすいメーターが、ドライバーズカーの証!
右手を上げればそこにシフトレバー、脚を上げればそこにアクセルペダル、走行する上でのストレスを感じさせない造りがさすがアルファ!
現在オドメーターはご覧の数字ですが、旧車ですし、5桁メーターでもありますので走行不明とさせていただきました。
分かりやすくレイアウトされたオーディオ、空調レバー、水温計、燃料計。オーディオは取りあえず設置されていますが、結線されていないのか、現在通電していない状態です。
グローブBOX内にETCを装備。左ハンドル車にはもはや必須の装備ですね。
吊り下げ式のクーラーユニットが装備されていますが、配管は外してあるのでクーラーとしては機能していません。ただ、電源は生きていますので、扇風機としてなら使用可能!しかも風量はかなり強力!
アルファには2つのチョークレバーがあります。STARTが混合気を濃くする通常のチョークで、ACCELは文字通り、アクセルを踏むのと同じ動きのスロットルチョーク。
現在、ハンドルコラムカバーが外れた状態です。イグニッションシリンダーを交換しようとして途中のようです。新品イグニッションシリンダー&キーセット、それにコラムカバーももちろんあります。
現在イグニッションは改造されており、エンジンスタート手順は、①画面の赤いレバーでバッテリー通電確保 ②ハンドル右側のトグルスイッチでメイン電源ON ③プッシュボタンでスターターONです。これはこれでありかもしれませんね。
オルガン式ペダルは初めてだと違和感を覚えるかもしれませんが、直ぐに慣れます。って言うか、慣れるとこちらの方が自然に感じるかもしれません。
ドア内張にヒドイ破れや損傷はありませんが、それなりの使用感は有ります。
特に取っ手には年式相応の擦れがあります・・・が、個人的にはこういう自然な擦れは、このままでもよいのではないかと・・・。
スカッフプレートもサビ多めの状態ですが、105系アルファはこういう部品も入手が容易なので、ご自身で仕上げていくのも楽しいかと。
経年で変色した天張り。破れや垂れはないのでこのままでも良いと思いますが、白いパンチングビニールレザーなんかで張り替えると一気に清潔感のある室内になりそうです。
ガラス製のヘッドライトは割れはもちろん、くもりもほとんどありません。ライトリムもこの輝きなので、外装は塗装以外はかなり良い状態だと思います。
リアレンズも割れは無く、色褪せもほぼ感じません。仮に割れて車検に通らない状態になっても、新品入手可能で交換容易な部品なので安心です。
ホイールはジュリア定番のGTAタイプのアルミホイール。比較的新しい物のようで、目立つキズや酷い汚れも無く、真新しい状態。
タイヤはノーマルサイズ165R14に対し、現在185/70R14を装着。20mmも幅広ですが外径差は▲5mmなので、メーター誤差は極わずか。
タイヤはご覧の通りイボイボ状態なので10分山!と言いたいところですが、それだと新品ということになるので、9.5山と言う事で。
リア下がりのボディスタイルなので、トランクはそれほど広くはないですが、日常使用でしたら十分過ぎるほど。
現在は取り外してあるエアコンコンプレッサーや、コンデンサーASSYも状態は不明ですが、予備部品としてお付けします。
その他にも、ボディカバー、サスペンションボールジョイント×2ヶ、ロワーコントロールアームブッシュ×4ヶ、ブースターケーブル、ハンドルコラムカバーが付属します。
直列4気筒DOHC、1,290cc、最高出力103PS/6000rpm、最大トルク:13.97kg・m/3200rpm、車重990kg。FRで、回るNAエンジンで、1t、100馬力。面白くないはずないよね~!
全体的に少し経年を感じさせるエンジンルームですが、まずはブレーキマスターシリンダー付近にオイルにじみの形跡はありません。
キャブはオリジナルのWEBER 40DC0E 18Kのツインキャブ!アルファでは定番とも言える扱いやすく調整も容易なキャブ。
エアコンリキッドタンクは残っていますが、前述の通りコンプレッサーは外れているので、コンプレッサーに繋がる配管も外してあります。
エンジン下周り。少し汚れが目立ちますが、オイルパンは乾いた状態で、現在、オイル漏れは有りません。
リア下周り。マフラーは現在、排気漏れはありませんが、これを見ると、もうそろそろ交換した方が良さそうな感じです。
今やビンテージカーの王道に躍り出てしまった感のある「段付き」。それ故、ビックリするほどのプライスで取引されることになってしまい・・・。
手の届くリアルな憧れの存在だったはずの「段付き」が、どっかのおじさん達だけの物になってしまってる今・・・。
その昔は普通に売られていた、こんな状態の「段付き」の売り物があっても良いのではないかと・・・。
ボディはそろそろサビの処置をした方が良さそう。塗装も出来れば再塗装してキレイにしたい感じ。イグニッションキーシリンダーが無いので、今は少しイレギュラーな始動方法。
メッキ部品も経年劣化でポツポツ錆がある状態。エンジンやミッションに不具合は無いけど、そろそろ交換出来る消耗品は一新したい感じ。下周りもオイル漏れは無いけど、出来ればマフラーは交換したい状態。
・・・と、ここ最近、巷で取引される「段付き」とは明らかに異なる程度ですが、しかし、50年以上経過した旧車として考えれば、むしろこれが当たり前の状態。
もちろん時間と費用を掛けて、レストアされた程度の良い個体が増えることは大歓迎ですが、そうじゃない個体は評価に値しない!みたいな風潮はいかがなものかと・・・。
むしろ、素のボディの状態を知ることが出来て、その上で適切な仕上げを施せると考えれば、より安心出来るのではないかと。
パテ盛り盛りの半端な仕上げの個体が多い昨今、この状態が確認出来ただけでも大きなメリットかと。
さぁ、車両の状態が良く解ったところで、あとはどう自分仕様にしていくか・・・そう考えると、楽しみしかない個体ではないかと。
値段がどうとかは置いておいて、「段付き」が「段付き」らしくあるためには何が必要かと考えた時に浮かぶのは・・・。
決して触ると指紋が気になるほどのツヤツヤ塗装や、寸分のくもりの無いピカピカのメッキ部品だけではないはず・・・私が最も大切だと思うのは・・・。
甲高いエキゾーストノートがこだまするワインディングロードで、スキール音に怯むことなく、ただアクセルを踏み続ける勇気を持つ事だけ・・・。
想いは勇気で形になる!貴方ならどんな「段付き」を想い描きますか?