2002年式 ランチア・リブラ 2.0LX ワゴン!伝統あるランチアの血統を受け継ぐ最後の中型セダン&ワゴン!強固なボディ+しなやかな足周り+もっちりとしたポルトローナ・フラウ製本革シートが織り成す乗り心地は、まさにイタリアンエレガント!
年式 |
2002年6月 |
色 |
Lancia blue |
排気量 |
2,000cc |
走行 |
83,393km |
シフト |
5MT |
車検 |
令和5年7月 |
年式 |
2002年6月 |
排気量 |
2,000cc |
シフト |
5MT |
色 |
Lancia blue |
走行 |
83,393km |
車検 |
令和5年7月 |
主な装備
- ABS
- ETC付
- アルミホイール
- エアコン
- エアバッグ
- オーディオ
- サンルーフ
- ディーラー車
- ナビ付
- パワーウインドウ
- パワーステアリング
- フル装備
- 価格応談
- 左ハンドル
- 記録簿
- 革シート
当時ランチアのデザインマネージャーだった、あのエンリコ・フミアが基本デザインを担当し、後任のマイケル・ロビンソンによってまとめられたという、言わばカーデザインの世界ではエリートなリブラ。
構造的にも同時代のヒット車アルファロメオ156のシャシーを流用し、それにランチアらしいしなやかな足回り、上級車らしいボディ剛性、伝統の手の込んだ美しいインテリアを施し、このクラスでは最も上質な仕立てのクルマに!
おそらくフミアの描いたデザイン画そのままと思われるリア周りのデザイン。有機的な曲面で構成され、まるで生物のような生命感を感じるルーフからリアランプに掛けてのデザインは秀逸!
一見単純に見える丸2灯のフロントマスクも、見れば見るほど魅力的に見えてくるから不思議!嘘だと思うなら1週間ほど毎日少しでいいので見続けてみてください・・・ほらっ、不思議でしょ。
う~ん、画像ではなかなか、この美しさが伝わらないのが歯痒いですが、目を奪われるリアスタイルのクルマってそう多くないと思います。
壁をつたう植物のように、はたまた血を這う生物のように、ルーフからリアランプに掛けてのなだらかで美しい曲線。
ランプの下端を鋭利に収束させる、たったこれだけのことで、のっぺり感の無い、ネコ科の瞳をも連想させる印象的なリア周りに!
塗装状態は、部分的には劣化はあるものの、全体的には深みがあって美しい、あのランチアブルーです。
全体的にツヤもあり良い状態ですが、もちろん気になるところはあるわけで・・・。
気になる点その1:ルーフレールの塗装が劣化でハゲハゲ。それと側面からは見えませんがラック取付位置の隠しブタがいくつか欠品してます。(残念ながら入手は困難)
気になる点その2:右リアドアに塗装ムラのようなものがあります。浮きサビではなく、塗装が剥がれるような状態でもありません。
気になる点その3:フロントグリルのエンブレムが色褪せしています。まぁ、交換してしまえば済む話ですが・・・。
気になる点その4:左リアドアからリアフェンダーにかけての上面に色褪せがあります。特に・・・
角度によっては目立たないのですが、ドアハンドル上部にクリア剥げを補修塗装した形跡があります。剥げたままよりは全然良いですけどね。
・・・と、気になる点のカミングアウトをしたところで、それではランチアの本領発揮!美しいインテリアのご紹介です。
黒とベージュのツートーンをベースに、所々木目があしらわれた2Lクラスとは思えない1クラス上の上質なインテリア!
ポルトローナ・フラウの本革シートは、私が改めて言うまでもありませんが、クルマのシート生地としては、これ以上無いほどの逸品!本革なのにしっとりとしなやかな肌触りが乗る度に幸せを感じさせてくれます。
一番使用感のある運転席でこの状態です。もちろん若干のヘタリや使用感はありますが、ひどい擦れや汚れは無く不潔な印象はありません。
この時代の高級車の証?!前席中央にセンターアームレスト&小物入れがあります。もちろん上面はシートと同じ本革張り。
リアシートはかなり清潔な状態です。ヘタリもほとんど無く、モッチモチ状態!
全体的に曲線で構成された柔らかく落ち着いた印象のダッシュパネル。印象的な木目のトリムが更に上質感を感じさせます。
しっとりとした乗り心地と相まって、紛れもないランチアワールドを演出!
実走行83,393km。メーターリング、メーター周りのパネルのカラーが・・・ランチアですねぇ。気になるタイミングベルトですが、ベルトカバーの隙間から見えるベルトの様子はそれほど古くはなさそうですが、近々の交換歴が無いので交換おススメです。
インテリアに調和したデザインのオーディオパネルですが、造り付けなのでアップグレードは不可。ですが、最近はカセットデッキで使えるカセットテープ型のbluetoothアダプタがあるので、それがベストかと。
空調パネルも解りやすく、尚且つ操作しやすい大きめのスイッチで、使う側目線でデザインされています。これもある意味「上質」のひとつではないかと。
灰皿は使用した形跡は見受けられません。だからと言って禁煙車と断言出来るわけではありませんが、タバコを吸わないスタッフがチェックしましたが、ヤニ汚れやタバコ臭はありませんでした。
こんなに上質でラグジュアリーな装いのクルマなのに5速マニュアル車!しかもシフトフィールは「カクン、カクンッ」ではなく「ヌルン、ヌルン」・・・どこまでランチアなのぉ~!
最近はシフトロッドはマニュアルに見えても、実はセミオートマ!なんてことがありますが、ご覧の通り、紛れもなく、伝統的な、オーソドックスな、ごく一般的な(苦笑)3ペダルのマニュアル車!
助手席グローブBOX内にETCを装備。左ハンドルのマニュアル車ですからね、もはや必須と言えるアイテム。
ドア内張はリペア等はされていないので、表皮が剥がれてフニャフニャ。この時代のイタリア車にはもはや標準仕様?!と言える状態です。
ほぼ必ずこんな感じになってしまうので、受け入れるか、直すか、う~ん悩むところですが、判断はお任せ致します。
優秀なことに天張りの剥がれやタレはありません。一般的なクロス貼りとは少し違う一体型のボードのような素材なので、今後も心配無いと思います。
1週間ご覧になった貴方なら、この微妙な楕円形状のライト、なだらかなラインのボンネットパネル、クラシカルな雰囲気のフェンダーの峰、等々に魅力を感じていただけるかと。
一方、抽象画的なアバンギャルドさを感じるリアライト!単体で見ると、前後でかなりイメージが違うのに、全体的にはまとまってるから不思議ですねぇ。
純正アルミホイールは、4本ともに目立つガリキス等の無い優秀な状態!
タイヤ残は2~3分山というところでしょうか。ヒビも多く見受けられるので、交換おススメです。
リアハッチを開けると、ルーフトリムとリアレンズが強調され、この状態でも美しく感じます。ここまで考えられているとは・・・もしくはたまたま?!(苦笑)
ペットや大きな荷物を積んだ時用のカーゴネットも造り付け。こういう気の利いた装備って、このクラスのイタリア車ではランチアくらいではないかと。
おまけに、ラゲッジカバーの一部に半円形上のプラスチックトレーまで付いてる~!何かといいますと・・・濡れた傘の置き場所なんですねぇ。さすがランチア!
それから、ご覧の予備パーツ?もしくは交換したけど使えそうなパーツが付属します。替えの利かないインパネ周りの部品がこれだけ揃っているのは心強いですね。
水冷5気筒20V、1,998cc、154ps/6,500rpm、19.0kg-m/3,750rpmを発生するPU。ワゴンとは言え、全長446cm、車両重量1,420kgと、取り回しの良いコンパクトなボディなので、パワーは十分過ぎるほど!
しかもそのパワーの出方も、「ガツンッ」ではなく、あくまで「ジワッ」。粗野な感じが微塵も無いのが素晴らしい!
20数年を経過したイタリア車らしく?!ところどころに劣化は見られる個体ではありますが、少しの愛情とご予算でパリッと復活出来る状態なので、チャレンジしてみる価値はある個体ではないかと。
その暁には、ランチアがランチアらしかった、言わばランチアの最終進化系とも言える『ヌルンヌルン』な乗り心地をご堪能いただけるはず。
冗談はさておき、リブラの一番の個性でもある、峰のようなフロントフェンダーの先頭に丸ライトって、欧米の人達にとっては、長いクルマの歴史を支えてきたアイコンだったわけで・・・。
直ぐに「カワイイ」とか「ダサッ」とか表面の薄皮1枚だけで判断してしまうどっかの国の価値観とは根本的に異なると思うのです。
「上質」とか「エレガント」とかって簡単に言ってしまいがちですが、それを実現するためには、何者にも媚びない確固たる想いと、気の遠くなるほどの長い時間が必要なはずなのです。
まさにそれらを築き上げてきた伝統あるランチアが、メインストリームに送り出したリブラにあるのは、決して奇抜さや目新しさなんかではなく、私達への『提示』だと思うのです。
ランチアが信じたものに向かって、ランチア自身の歴史を粛々と歩み続ける。その結果に対して私達が出来ることは、たったの2つ、それは・・・。
受け入れるか、沈黙か・・・結局、リブラ(lybra=天秤座)の思うがままってことなんでしょうね。
さぁ、ランチアからの『提示』に対する貴方の答えは?
当時ランチアのデザインマネージャーだった、あのエンリコ・フミアが基本デザインを担当し、後任のマイケル・ロビンソンによってまとめられたという、言わばカーデザインの世界ではエリートなリブラ。
構造的にも同時代のヒット車アルファロメオ156のシャシーを流用し、それにランチアらしいしなやかな足回り、上級車らしいボディ剛性、伝統の手の込んだ美しいインテリアを施し、このクラスでは最も上質な仕立てのクルマに!
おそらくフミアの描いたデザイン画そのままと思われるリア周りのデザイン。有機的な曲面で構成され、まるで生物のような生命感を感じるルーフからリアランプに掛けてのデザインは秀逸!
一見単純に見える丸2灯のフロントマスクも、見れば見るほど魅力的に見えてくるから不思議!嘘だと思うなら1週間ほど毎日少しでいいので見続けてみてください・・・ほらっ、不思議でしょ。
う~ん、画像ではなかなか、この美しさが伝わらないのが歯痒いですが、目を奪われるリアスタイルのクルマってそう多くないと思います。
壁をつたう植物のように、はたまた血を這う生物のように、ルーフからリアランプに掛けてのなだらかで美しい曲線。
ランプの下端を鋭利に収束させる、たったこれだけのことで、のっぺり感の無い、ネコ科の瞳をも連想させる印象的なリア周りに!
塗装状態は、部分的には劣化はあるものの、全体的には深みがあって美しい、あのランチアブルーです。
全体的にツヤもあり良い状態ですが、もちろん気になるところはあるわけで・・・。
気になる点その1:ルーフレールの塗装が劣化でハゲハゲ。それと側面からは見えませんがラック取付位置の隠しブタがいくつか欠品してます。(残念ながら入手は困難)
気になる点その2:右リアドアに塗装ムラのようなものがあります。浮きサビではなく、塗装が剥がれるような状態でもありません。
気になる点その3:フロントグリルのエンブレムが色褪せしています。まぁ、交換してしまえば済む話ですが・・・。
気になる点その4:左リアドアからリアフェンダーにかけての上面に色褪せがあります。特に・・・
角度によっては目立たないのですが、ドアハンドル上部にクリア剥げを補修塗装した形跡があります。剥げたままよりは全然良いですけどね。
・・・と、気になる点のカミングアウトをしたところで、それではランチアの本領発揮!美しいインテリアのご紹介です。
黒とベージュのツートーンをベースに、所々木目があしらわれた2Lクラスとは思えない1クラス上の上質なインテリア!
ポルトローナ・フラウの本革シートは、私が改めて言うまでもありませんが、クルマのシート生地としては、これ以上無いほどの逸品!本革なのにしっとりとしなやかな肌触りが乗る度に幸せを感じさせてくれます。
一番使用感のある運転席でこの状態です。もちろん若干のヘタリや使用感はありますが、ひどい擦れや汚れは無く不潔な印象はありません。
この時代の高級車の証?!前席中央にセンターアームレスト&小物入れがあります。もちろん上面はシートと同じ本革張り。
リアシートはかなり清潔な状態です。ヘタリもほとんど無く、モッチモチ状態!
全体的に曲線で構成された柔らかく落ち着いた印象のダッシュパネル。印象的な木目のトリムが更に上質感を感じさせます。
しっとりとした乗り心地と相まって、紛れもないランチアワールドを演出!
実走行83,393km。メーターリング、メーター周りのパネルのカラーが・・・ランチアですねぇ。気になるタイミングベルトですが、ベルトカバーの隙間から見えるベルトの様子はそれほど古くはなさそうですが、近々の交換歴が無いので交換おススメです。
インテリアに調和したデザインのオーディオパネルですが、造り付けなのでアップグレードは不可。ですが、最近はカセットデッキで使えるカセットテープ型のbluetoothアダプタがあるので、それがベストかと。
空調パネルも解りやすく、尚且つ操作しやすい大きめのスイッチで、使う側目線でデザインされています。これもある意味「上質」のひとつではないかと。
灰皿は使用した形跡は見受けられません。だからと言って禁煙車と断言出来るわけではありませんが、タバコを吸わないスタッフがチェックしましたが、ヤニ汚れやタバコ臭はありませんでした。
こんなに上質でラグジュアリーな装いのクルマなのに5速マニュアル車!しかもシフトフィールは「カクン、カクンッ」ではなく「ヌルン、ヌルン」・・・どこまでランチアなのぉ~!
最近はシフトロッドはマニュアルに見えても、実はセミオートマ!なんてことがありますが、ご覧の通り、紛れもなく、伝統的な、オーソドックスな、ごく一般的な(苦笑)3ペダルのマニュアル車!
助手席グローブBOX内にETCを装備。左ハンドルのマニュアル車ですからね、もはや必須と言えるアイテム。
ドア内張はリペア等はされていないので、表皮が剥がれてフニャフニャ。この時代のイタリア車にはもはや標準仕様?!と言える状態です。
ほぼ必ずこんな感じになってしまうので、受け入れるか、直すか、う~ん悩むところですが、判断はお任せ致します。
優秀なことに天張りの剥がれやタレはありません。一般的なクロス貼りとは少し違う一体型のボードのような素材なので、今後も心配無いと思います。
1週間ご覧になった貴方なら、この微妙な楕円形状のライト、なだらかなラインのボンネットパネル、クラシカルな雰囲気のフェンダーの峰、等々に魅力を感じていただけるかと。
一方、抽象画的なアバンギャルドさを感じるリアライト!単体で見ると、前後でかなりイメージが違うのに、全体的にはまとまってるから不思議ですねぇ。
純正アルミホイールは、4本ともに目立つガリキス等の無い優秀な状態!
タイヤ残は2~3分山というところでしょうか。ヒビも多く見受けられるので、交換おススメです。
リアハッチを開けると、ルーフトリムとリアレンズが強調され、この状態でも美しく感じます。ここまで考えられているとは・・・もしくはたまたま?!(苦笑)
ペットや大きな荷物を積んだ時用のカーゴネットも造り付け。こういう気の利いた装備って、このクラスのイタリア車ではランチアくらいではないかと。
おまけに、ラゲッジカバーの一部に半円形上のプラスチックトレーまで付いてる~!何かといいますと・・・濡れた傘の置き場所なんですねぇ。さすがランチア!
それから、ご覧の予備パーツ?もしくは交換したけど使えそうなパーツが付属します。替えの利かないインパネ周りの部品がこれだけ揃っているのは心強いですね。
水冷5気筒20V、1,998cc、154ps/6,500rpm、19.0kg-m/3,750rpmを発生するPU。ワゴンとは言え、全長446cm、車両重量1,420kgと、取り回しの良いコンパクトなボディなので、パワーは十分過ぎるほど!
しかもそのパワーの出方も、「ガツンッ」ではなく、あくまで「ジワッ」。粗野な感じが微塵も無いのが素晴らしい!
20数年を経過したイタリア車らしく?!ところどころに劣化は見られる個体ではありますが、少しの愛情とご予算でパリッと復活出来る状態なので、チャレンジしてみる価値はある個体ではないかと。
その暁には、ランチアがランチアらしかった、言わばランチアの最終進化系とも言える『ヌルンヌルン』な乗り心地をご堪能いただけるはず。
冗談はさておき、リブラの一番の個性でもある、峰のようなフロントフェンダーの先頭に丸ライトって、欧米の人達にとっては、長いクルマの歴史を支えてきたアイコンだったわけで・・・。
直ぐに「カワイイ」とか「ダサッ」とか表面の薄皮1枚だけで判断してしまうどっかの国の価値観とは根本的に異なると思うのです。
「上質」とか「エレガント」とかって簡単に言ってしまいがちですが、それを実現するためには、何者にも媚びない確固たる想いと、気の遠くなるほどの長い時間が必要なはずなのです。
まさにそれらを築き上げてきた伝統あるランチアが、メインストリームに送り出したリブラにあるのは、決して奇抜さや目新しさなんかではなく、私達への『提示』だと思うのです。
ランチアが信じたものに向かって、ランチア自身の歴史を粛々と歩み続ける。その結果に対して私達が出来ることは、たったの2つ、それは・・・。
受け入れるか、沈黙か・・・結局、リブラ(lybra=天秤座)の思うがままってことなんでしょうね。
さぁ、ランチアからの『提示』に対する貴方の答えは?